| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

新ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二千七百三十六話  コーチになっても

第二千七百三十六話  コーチになっても
 堀内は引退するとコーチになりました、ですが性根は変わらず。
 横浜が首位にいた時に事件が起きました、その事件は。
「雨の日のランニングですか」
「見せしめみたいですね」
 日本兄妹は雨のグラウンドで走る選手の人達を観てお話しました。
「どうやら」
「随分と前時代的ですね」
「昭和の野球やっていますね」
「今こうしますと」
「学校によっては問題になりますよ」
 当時でもそうでした。
「相当頭が古いですね」
「そうですね、しかし」
 日本は巨人のベンチを観て妹さんに言いました。
「肝心の堀内さんがおられないですが」
「あっ、お食事中です」
 妹さんはすぐに答えました。
「球場の食堂で」
「えっ、ベンチで観るのではなく」
「はい、マスコミの人達と」
「いや、人にそうしろと言うなら」
 自分もか若しくは観るべきと言う日本でした、そして問題行為はこれで終わらないのが堀内恒夫なのです。


第二千七百三十六話   完


                   2023・6・10 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧