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仮面ライダー剣 悲しみが終わる場所

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第二十一章

「普通にやっていたのでは駄目だ」
 相川は統制者を見据えながら三人に言う。
「いいか、キングフォームだ」
 剣崎と橘に言う。
「それに変身して一気に決める」
「一気にか」
「そうだ」
 そう橘に答える。そのうえで剣崎にも顔を向ける。
「いいな、一撃でだ」
「わかった」
 剣崎もその言葉に頷く。
「なら」
「俺がフォローします」
 三人に上條が述べる。
「ですから」
「済まない、睦月」
 剣崎は上條のその言葉に応える。相川と相川はもうラウズに入っていた。
「エボリューションキング」
「エボリューションキング」
「剣崎、いいか!」
 橘が剣崎に言う。
「これが最後だ!」
「はい!皆!」
 剣崎もカードをラウズしながら応える。
「この力!人間の為に!」
「エボリューションキング」
 黄金色に輝きキングフォームになる。四人は同時に攻撃を浴びせてきた。ラウズできるだけのカードを全てラウズしてだ。
 拳を繰り出し蹴りを浴びせる。流石にキングフォームが三人もいては統制者といえど劣勢は免れない。勢いを殺がれダメージを受けていく。
 しかしライダー達の体力の消耗もかなりのものだった。キングフォームになっていない上條ですら全てのカードをラウズしている為かなりの体力を消耗している。残された時間はあまりない。
 剣崎もそれがわかっている。四人の攻撃を受けて消耗している統制者を見て最後の攻撃に入った。
「皆、これで最後だ」
 三人に対して声をかける。
「いいな」
「わかった、剣崎」
 相川が傷ついた身体で応える。
「最後は御前に任せる」
「決めてみろ」
 橘が肩で息をしながら述べる。
「御前の渾身の力で」
「剣崎さんの力で」
 そして上條も何とか立ちながら。
 キングラウザーを手にカードをラウズさせていく。
「スペード十、ジャック、クイーン、キング、エース」
「これで」
 剣崎はカードをラウズさせながら言う。
「終わりだ!バトルファイトもモノリスも!」
「ロイヤルストレートフラッシュ」
 音声が伝える。今が最後の時だと。
「おおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
 五枚のカードが並ぶ前に剣を横に一閃させる。それは彼が今まで放った中で最強の一撃だった。それで統制者の胸を切り裂いたのであった。
 激しい黄金色の光が沸き起こる。統制者のその爆発の中にあった。
「うぐおおおおおおおおっ!」
「やったか!」
 四人のライダー達はそれを見る。見れば統制者はその中で苦悶の声をあげてもがいていた。
 統制者の身体のあちこちから緑の光が漏れる。その身体に亀裂が入り崩壊しようとしていた。
「見事だ」
 統制者は彼等に顔を向けて言ってきた。
「モノリスはこれで終わりだ。統制者である私が滅ぶのだからな」
「ではバトルファイトも」
「そうだ、全ては終わった」
 そう剣崎に答える。
「しかし。私は滅びない」
「何っ!?」
「聞いている筈だ。私はスサノオ」
 四人に対して言う。
 
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