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夢幻水滸伝

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第二百九十七話 バイキングの戦いその六

「尚更です」
「やっぱりそうですね」
「ですから」
「バージニア州統一の後で」
「機会をもうけ」
「エミリーちゃんとですね」
「お話をされて」
 そうしてというのだ。
「そのうえで、です」
「出来ればですね」
「争うことなく」
「共にこの世界を救う為に」
「手を携えられてはどうでしょうか」
「それがええですね」
 まさにとだ、ホーソーンも頷いた。
「わいはほんまにです」
「無闇な戦はですね」
「それで大義名分のない」
 そうしたというのだ。
「戦はです」
「しませんね」
「喧嘩にしても」
 それでもというのだ。
「自分からはです」
「行わない」
「ましてや弱い相手をいたぶる様な」
「そうしたことはですね」
「しません、そんなことに力を使うのは」
 この場合は暴力となる、武力と暴力は違うというがその違いは武力は法律やルールそれに理性で制御されているものなのに対して暴力はただ悪感情によるものということである。
「わいはです」
「絶対にされないですね」
「それはです」
「これまでのお話通り」
「はい、常に自分で心掛けて」
 そうしてというのだ。
「気をつけています」
「左様ですね」
「そやから」
「エミリー様に対しても」
「決してです」
「無闇に戦とならない様に」
「します」
 誓っての言葉だった。
「そうします」
「それがいいです、では」
「それならですね」
「はい、今はです」 
 何と言ってもというのだった。
「バージニア州の統一をです」
「進めて」
「その後でエミリーちゃんとお話する様にします」
「そうして下さい」
「そうします」
「それがいいです、しかし」
 ここでだ、市長は。
 ビールを飲んでからだ、ホーソーンだけでなく他の者達にも言った。
「このお店のお料理は」
「美味しいですね」
「若い頃からの行きつけで」
 それでというのだ。
「その頃から安くて美味しくて」
「食ってましたか」
「飲んで」
 そしてというのだ。
「楽しんでましたが」
「前以上にですか」
「息子さんの代になって」
「尚更ですか」
「先代の親父さんも上手でしたが」
 それがというのだ。 
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