新ヘタリア学園
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第二千六百八十六話 行かない筈がない
第二千六百八十六話 行かない筈がない
フランスがイギリスと何かとあったことは世界の誰もが知っていることですが。
「行くからな」
「はい、絶対に」
妹さんはフランスに応えました。
「そうしましょう」
「さもないとな」
「何かと問題といいますか」
「付き合いにな」
「政治ですね」
「これも外交だしな、それにな」
フランスは妹さんにこうも言いました。
「あいつの上司の上司の人の一生の晴れ舞台を観させてもらうのもな」
「いいですね」
「何だかんだでよく一緒にいるしな」
イギリスとはというのです。
「あいつとオーストリアとはな」
「何かとありましたね」
「けれどな」
「それでもですわね」
「こうした時はちゃんと顔を出さないとな」
「そうですわね、では」
妹さんも頷いてでした、兄妹で上司の人と一緒にロンドンに赴くのでした。戴冠式が行われるその場所で。
第二千六百八十六話 完
2023・5・16
ページ上へ戻る