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夢幻水滸伝

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第二百九十六話 アメリカのバイキングその十

「そう思うのは当然ですね」
「はい、もうそれは」
 当然だとだ、ホーソーンも答えた。
「危機が迫っていると聞けば」
「終末論でもそうですね」
「キリスト教にもある」
 尚ホーソーンはプロテスタントである、ルター派でありこうした考えに対しても深く頷けるものを持っている。
「あの考えですね」
「そうです、世界の終末が迫っていると聞いて」
「救世主が表れる」
「その救世主が崇められていますね」
「それがキリスト教でもありますね」
「それと同じで」
「わい等はですか」
 市長に真剣な目で言った。
「頼られていて」
「それで旗揚げされれば」
「すぐにですか」
「頼る人が出ます」
「そういうことですか」
「事実ホーソーン様もかなりのお力です」
 それを持っているというのだ。
「ステータスも特技も」
「この世界の他の人達と比べて」
「神霊の域に達しています」
 まさにというのだ。
「ですから」
「それで、ですか」
「今こうしてです」
「旗揚げとほぼ同時にですね」
「一角の勢力になりました」
「ノーフォークだけやなくて」
「そうです」
 まさにというのだ。
「その周りの街や村もです」
「降ってくれて」
「勢力に入ってくれています」
「そういうことですね」
「そしてそれはです」
「これからもですね」
「続きます、それでなのですが」 
 今度は市長がだった。
 ホーソーンを見てだ、こう言った。
「ホーソーン様は来る者は拒まずですね」
「そうですが」 
 当然という口調でだ、ホーソーンは市長の問いに答えた。
「誰でもです」
「ホーソーン様の下に来たいという人はですね」
「是非です」
 まさにというのだ。
「来てもらいます」
「そうですね、そうであるならです」
「人も来ますか」
「排除する様なら」 
 人をというのだ。
「如何にいい場所にしようとしても」
「人が来なくなりますね」
「そうです、それではです」
「勢力の拡大もですね」
「出来ません、では」
「これからもですね」
「来る者は拒まずで」
 そのスタンスでというのだ。
「宜しくお願いします」
「そうします、では」
「これからですね」
「より勢力を拡大され」
「政を行って豊かで安全にして」
「このバージニア州をです」
「統一します」
 このことを約束してだった。
 ホーソーンは降る街や村を受け入れていってだった。
 そうでない街や村には使者を送り降る様に促しそれで降るならよしとしてだった。 
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