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星河の覇皇

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第八十三部第五章 謎の兵器の正体その二十六

「これといってです」
「警察等が健在で」
「治安は悪くなかったですね」
「国や地域によって差異はあっても」
「それでもでしたね」
「そうでした、ですから」
 治安の面から言ってもというのだ。
「連合はです」
「平和ですね」
「そう言っていいですね」
「この国は」
「平和な国ですね」
「そう言っていいです、この平和はです」
 まさにというのだ。
「千年の平和と呼ばれ」
「これからもですね」
「その平和は続けていくべきですね」
「守っていくべきですね」
「何があっても」
「それが我々の務めです」
 連合中央政府国防省そして中央政府軍のというのだ。
「そのことを肝に銘じていきましょう」
「左様ですね」
「そうであるべきですね」
「何と言っても」
「我々は」
「そうあるべきです、そしてそれを果たす兵器の一つとして」
 その考えからというのだ。
「潜水艦もです」
「開発を進め」
「そしてですね」
「実用化し」
「連合軍の力とすべきですね」
「平和を守る力と。軍の務めはです」
 このことにもだ、八条は話した。
「市民と国土、そして」
「平和ですね」
「それも守ることですね」
「それが軍の義務ですね」
「そういったものを守ることですね」
「戦争を起こすことは軍人の仕事にはありません」
 一切という言葉だった。
「守ることであり」
「それはないですね」
「断じて」
「そのことは」
「そうです、ではです」
 さらに話す八条だった。
「潜水艦の実用化を進めていきましょう」
「これからも」
「市民と領土、平和を守る為に」
「その為にですね」
「潜水艦も開発し」
「そういったものを守る力にすべきですね」
「これからは」
「そうしていくということで」
 八条は将官達に述べた、そして。
 彼等の報告をさらに聞いてだった、その後で。
 サハラのニュースをテレビから聴いて書類のサインをしつつ言った。
「シャイターン主席はそろそろ復帰でしょうか」
「長官は近頃言われますね」
「シャイターン主席は戦場にはおられない」
「その様に」
「一見おられる様に見せていますが」
 それでもというのだ。
「その実はです」
「何かお身体を崩されて」
「それで、ですね」
「戦場におられます」
「今は倒れておられると」
「はい、ですから」
 それでというのだ。 
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