夢幻水滸伝
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第二百九十五話 情報収集の結果その七
「こっちが提示してもな」
「いいですね」
「そや」
まさにというのだ。
「それでや」
「この度はですね」
「そうしたこともしてな」
そのうえでというのだ。
「戦をするよりも」
「平和的にですね」
「ことを進める」
「まさかです」
市長はエミリーがサラダを食べるのを見て言った、見ればトマトがかなり多いイタリアンドレッシングをかけたサラダだ。
「エミリー様が情報収集からです」
「ことを徹底的に進めるとはかいな」
「はい、それも平和的に」
「アサシンやとな」
「やはりイメージとして」
市長もサラダを食べつつ話した。
「どうしてもです」
「暗殺やな」
「それがありますが」
「いや、確かに私暗殺関係の技術豊富に持ってるけど」
エミリーは笑って応えた。
「けどな」
「暗殺は、ですか」
「あくまで最後の最後のな」
「手段ですか」
「それをせんでことが進められたら」
それならというのだ。
「ええから」
「そうしたお考えなので」
「そやからな」
だからだというのだ。
「私としてはな」
「情報収集からですか」
「平和的にな」
「ことを進めていかれていますか」
「そや」
こう言うのだった。
「そしてな」
「そのうえで、ですね」
「州の統一をな」
「されますか」
「そや、そのうえでな」
「ホーソーン様とですね」
「話をするわ」
「そうなのですね」
「そや」
まさにというのだ。
「そうするで」
「わかりました」
「それとな」
エミリーはここで笑ってこうも言った。
「お昼のデザートやが」
「そちらですか」
「今日はエンゼルショコラやったな」
「ドーナツですね」
「私それ好きやさかい」
今はハンバーグ、上に目玉焼きを乗せそのうえでデミグラウソースをかけたそれを楽しんで食べながら話した。
「楽しみやわ」
「今からですね」
「そえでエンゼルショコラも」
このドーナツもというのだ。
「めっちゃやねん」
「お好きですね」
「ほんまにな」
「それで、ですね」
「ハンバーグにサラダにパンに」
「玉葱と人参のスープに」
「鱈のフライの後は」
そこからはというのだ。
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