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その小さな女の子のことが気になってしまったんだが、どう接していけばいいんだろう

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第10章
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 その年も梅雨が明けて、夏が近づいてきていた。なののちゃん達のチームは、練習試合だけども、2連勝していたが、朝宮監督は女子はメンバーもそんなに居ないし、試合することが目的じゃぁないし、ただ、みんなのモチベーションを保つためにやっていることだからと、リーグには入らなかったのだ。僕もクラブ員がみんな楽しそうにやっているのだから、それでいいのかなと思っていた。

 試験期間中だと思うけど、ななのちゃんが僕に神妙な顔をして

「なぁ シュウ 夏休みになったら、グループで集まって受験勉強してええかなぁー 男の子も居るんやけど・・」

「ああ いいよー そんなの僕に聞くなよー 良いんじゃぁないかー」

「あのね リョウが同級生の男の子と付き合っているよーなー 感じ その男の子の友達と4人なんや 図書館とか地域センターで集まって」

「そりゃーいいことだよ」

「シュウ 気にならへんのぉー 男の子 一緒やでー」

「別に・・・ ななのだって そんなことあるやろー それに 1対1でもないし 同級生同士 勉強するのって 普通やん」

「そう その子に付き合ってくれとかなっても 知らんからな もぉう・・」

「ふふっ それは それで そん時のことやー」

「もぉう・・・ 金曜の午前中と土曜の午後や そやから、もう、土曜は来れへんからな! ほんまに・・知らんでー ちゃんと 掴まえておいてくれへんとー」

 僕は衝動的に・・・ななのちゃんの両ホッペをつまんで

「じゃぁ こうやって その可愛いのを へちゃげた顔にしておいてやるよ」

「痛いやんかぁー なにすんねん もう・・」と、僕の胸に顔をうずめるようにして

「なんで・・もっと ちゃんと・・・私のことを・・」と、つぶやいてきた。

 僕は、軽く彼女の肩を抱いていた。しばらくすると、落ち着いたのか

「ご飯 作るネ」と、彼女は離れていったのだ。

 僕は、年が離れすぎているというのは、複雑なもんだなぁーと感じていた。大学の時に、僕は、愛し合った彼女も居て、その時は、ストレートに結ばれたていた。でも、簡単に別れてしまったのだけれども。 
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