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ストーカーは誰か

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第一章

                ストーカーは誰か
 とある若い女性のストーカー被害を聞いてだった。
 今年配属されたばかりの新人警官難波直美大きな可愛い目が印象的な丸めの顔の童顔でやや癖のある黒髪を短くした一五四センチ位の背の彼女はすぐにだった。
 先輩の婦人警官三浦津波きりっとした目鼻立ちで黒髪をセットして伸ばしていて一五五位の背のスタイルのいい彼女と共にだった。
 ストーカーと思われる男の手掛かりを被害者の女性や彼女の周辺の市民から情報を収集していってストーカーを突き止めていったがその中でだ。
 容疑者が三人に絞られたところで津波に話した。
「三人のうち誰がストーカーか、ですね」
「いつも付きまとっているのは一人ね」
「はい、一人は同じ職場の後輩で」
「もう一人は近所のコンビニの店員ね」
「最後の一人は学校の先生」
「三人のうち誰か一人ね」
「学校の先生はないですね」
 直美はこう言った。
「絶対に」
「いや、見込み捜査は駄目よ」
 津波は後輩の言葉にこう返した。
「絶対にね」
「そうとか限らないですか」
「そうよ、だから三人共よくね」
 津波は直美に真面目な顔で話した。
「先入観なしにね」
「調べないと駄目ですか」
「あれでしょ、学校の先生なら悪いことをしない」
 津波は直美に問うた。
「貴女そう思ってるわよね」
「人にものを教える立場ですから」
「聖職者って言われるね」
「そんなお仕事の人ですと」
 それならとだ、直美は澄んだ声で答えた。
「もう悪いことなんて」
「そう思うことは警官として絶対に駄目よ。どんなお仕事でも立場でもね」
「公平にですか」
「調べること、警察学校でも言われたでしょ」
「それは」
 直美も答えた。
「言われました、私も」
「そうでしょ、だからね」
「ここはですか」
「本当にそうした先入観抜きでね」
 そのうえでというのだ。
「調べていくわよ。いいわね」
「わかりました」
 直美は津波の嗜めに素直に頷いた、そして三人の容疑者を公平に調べていった。既に被害者女性の所持品がなくなっていたりしていて犯罪の可能性が出ていたからだ。
 それで二人で捜査していくと。
「あの、まさか」
「貴女としてはでしょ」
「学校の先生がストーカーだったなんて」
「出勤の時に同じ電車になっていてね」
「それで好意を持ってね」
「付きまとう様になるなんて」
「他の二人は無関係だったわね」
「真面目な人達でした」
 捜査の結果そうしたことはわかった。
「本当に」
「そうね、けれどね」
「学校の先生は」
「元々かなりね」
「問題のある人でしたね」
「片緒経市、公立中学の体育教師で」
 津波はその教師のことを話した。
「生徒への暴力行為は常でね」
「パワハラ、モラハラ、セクハラはいつもで」
「後輩の先生へのそうした行為もね」
「あって金銭横領とかもで」
「かなり悪質ね」
「それでストーカーもですね」
「ええ、もう学校での行為が既に犯罪だから」
 それでとだ、津波は話した。 
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