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神々の塔

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第十三話 塔の中の時その四

「三星枢軸の勢力が拡大したり」
「発展してるとな」
「正直困るわ」
「あそことはね」
 アレンカールは先の決戦その三星枢軸とのそれを思い出しつつ言った。
「今は敵同士だから」
「中立条約を結んでるけど」
「その期限が切れたら」
「相手も当然のこととして」
「動いてくるし」
「その時うち等がおらんかったら」
 綾乃は心から心配して言った。
「神星のエカテリーナちゃん達に対抗出来るのは同じ神星のうち等だけやから」
「天の星の人達に相手してもらっても」
「相手も天の星の人達多いし」
「一緒やね」
「地の星や人の星の子達だとね」
「三人の相手は相当集まっても」
 それでもというのだ。
「相手するのは難しいわ」
「そやからね」
「ほんま時間が経ち過ぎていたら」
「そこが心配やったけど」 
 それがとだ、綾乃は笑顔で話した。
「踏破しても一月位なら」
「外の世界でね」
「何の心配もいらないわ」
「全く以てね」
「中立条約の期間が終わっても」
「かなりの時間があるわ」
「そやからね」 
 そうした状況だからだというのだ。
「嬉しいわ」
「ほな安心したうえで」
「さらに進んでいこな」
「これからね」
「まだまだ先がある」 
 シェリルは上を見上げて言った。
「この塔は」
「何万階もやからね」
「まだまだ先は長い」
 それこそというのだ。
「そやからな」
「これから先もやね」
「先に進んでいこうな」
「一階一階確実に」
 こうした話をしてだった。
 一行は先に進んでいった、そしてだった。
 一行はその階のモンスターや獣達も倒して突破した、すると次の階段には中国唐代の具足で身を固めた人達がだった。
 襲い掛かってきた、その彼等を。
 リーは雪女を召喚しその吹雪で倒した、そのうえで彼等に問うた。
「道教の天界から来たか」
「左様です」
「魯智深様達と同じくです」
「そちらから来ました」
「そやな、他にはな」
 リーは兵達の話を聞いて言った。
「関菩薩もおるな」
「左様です」
「あの方もです」
「他にも多くの方がおられます」
「そやな」
 リーもそれはと頷いた。
「思えばな」
「中華系の方も」 
 神霊のというのだ。
「日本の方の次位にです」
「多いか」
「天使や魔神の方も多いですが」
「中華系はやな」
「そうかと」
 ゴブリンの戦士がリーに話した。 
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