| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

新オズのカボチャ頭のジャック

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第六幕その六

 それぞれギリキンの民族衣装に着替えました、ここでジャックは言いました。
「そういえば君達は」
「ええ、オズの国の民族衣装はね」 
 恵梨香が応えました。
「滅多に着なかったわ」
「そうだったね」
「だから今こうして着ることは」
「珍しいことだね」
「そうなの、それでこれからは」
「うん、この服を着てね」
 そうしてというのです。
「僕達もだよ」
「水田でお仕事をするのね」
「ブーツを履くから」
 ジャックは靴のお話もしました。
「水田にも入られるし」
「この服だと汚れてもなのね」
「大丈夫だよ、泥もはじいてくれるしね」
「そうした服なのね」
「そうなんだ」
 これがというのです。
「だからね」
「それでなのね」
「今からこの服を着て」
 そうしてというのです。
「水田でもね」
「お仕事をするのね」
「そうしましょう」
「それじゃあね」
 こうお話してでした。
 皆で田植えをしたり耕したりです。
 あぜ道や水路も作ります、そうしてです。
 お仕事をしていきますがオズマは皆に言いました。
「トラクターはまだね」
「私達はですね」
「何もなくてものじゃないの」
 こう恵梨香にお話します。
「だからよ」
「私達五人はですね」
「免許がないとね」
 さもないと、というのです。
「運転出来ないからね」
「乗らないことですね」
「そうしてね」 
 こう言うのでした。
「いいわね」
「わかりました」
 恵梨香も他の四人も頷きました。
「そうします」
「それ以外のことは出来るから」
「だからですね」
「何かとやっていきましょう」
「トラクターに乗らなくてもですね」
「やれることは多いわよ」
 そうだというのです。
「水田のお仕事はね」
「そうなんですね」
「だからね」
「何かとしていって」
「汗をかいてね」
 そうしてというのです。
「楽しんでいきましょう」
「わかりました」
 恵梨香はオズマの言葉に笑顔で応えました。
「そうさせてもらいます」
「それではね。オズの国ではお仕事も遊びよ」
「楽しいことですね」
「そうよ、それを達成したら」
 お仕事をというのです。
「とても素晴らしい結果が出るね」
「そうした遊びですね」
「だから私達もね」
「今はお仕事をして」
「遊びましょう」
「そうさせてもらいます」 
 笑顔で応えてでした。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧