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その小さな女の子のことが気になってしまったんだが、どう接していけばいいんだろう

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7-8

 その年の梅雨も明けて、夏になっていた。そして、しばらく暑い日が続いていた。そして、ななのちゃんは学期末テストが近いからと、サッカーの練習もなくて、土日は僕のところに朝から来て勉強していた。

 エアコンを点けなさいと言うのだが、彼女は大丈夫 これっ位 それに水シャワー浴びるからと 言うことをきかなかったのだ。でも、僕が帰って部屋に入ると むーっとしていたのだが・・。彼女は、カップキャミソールにジョギング用のピンクのショートパンツ姿でテーブルに向かっているのだ。髪の毛もまとめて、上にあげるようにしていた。その姿が、僕にとっては刺激的なのだ。それに、何のために僕のところに来ているのか、僕には理解出来なくなっていたのだ。

「なぁ ななの そんな恰好じゃあ かえって身体 冷やすだろー」

「そんなことないよ ちょうど良いんだぁ」と、僕の眼なんかおかまいなしだった。

「なぁ シュウ 今日は 冷やしうどんで良い? 豚の薄切り肉の天ぷら あんまり油 使うともったいないからネ」

「あぁ いいよ 早めに食べるから ななのも食って行けよ」

「うーん だめ シュウの分しか買ってないものー 一緒に、食べて行きたいけどなぁー 明日は、そのつもりするネ」

 そんなことがあって、ななのちゃんは夏休みに入っていた。すると、毎日のように僕のところに来ていた。時々はあの公園で絵を描いているようだが・・

「ななの なんで、僕のところに来るんだい?  いゃ ダメって言ってるんじゃあ無いけど・・」

「・・・理由は2つ 一つ目は、私んところは、女のふたり暮らしでしょ それを知っている人からしたら、私がひとりで居るってわかると・・襲われるかも知れへんし、不用心でしょ シュウのとこだと、独身の男って周りも思ってるから 安心でしょ 二つ目 シュウのところに、他の女の形跡がないか調べるため 以上 わかったぁー」

「あっ あぁー わかったよ ただ 二つ目の女の形跡ってなんだよー そんなのなー ななののんしかないよ」

「そんなのわかんない 職場の女の人も居るしー ここの隣ッて 若い女の人なんだよ 美人 知らないのー」

「えっ 知らなかった 美人なのか? いや つばきちゃんとは、仕事先だけの付き合いで・・」

「ふーん つばき・・ちゃん ねぇー いつの間に・・」

「あのさー 親しくなれば ちゃんって呼ぶだろー」

「へぇー 親しくねぇー」

「もう 勘弁してくれよー 僕は 今のところ、ななのしか眼に入んないよッ」

「ふふっ よーし だけど、今のところだけじゃぁないようにネ 私 頑張るからネ」と、まとめた髪の毛を両手でもっと持ち上げるようにして、胸を突き出すようにしてきて

「どう? 色気感じる?」

「バカ あぁ感じるよ! もう やめろって! わかったからー」と、僕は、ななのちゃんの頭をコツンとしていた。   
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