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その小さな女の子のことが気になってしまったんだが、どう接していけばいいんだろう

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7-5

 次の週、ななのちゃんはテンションが高かった。僕が帰ると、玄関ドァまで出てきて

「お帰り お疲れさまでしたぁー」

「うっ うん 元気良いね」

「そう いつも通りだよ ねぇ 見てー なんか気付かない?」

「あぁ 珍しくスカートだね」と、ななのちゃんは薄いニットの黒いセーターに白のジーンのミニスカート姿だった。だけど、僕はあえて胸のことは触れなかった。いつもより、ぷっくりとしていて、目立っていて、眼をとめていたけど。

「違うよー 胸! お母さんのブラジャーとセーター借りてきたの 胸 大きいでしょ! カップ付きやからな」

「そうだね まぁ いいけど・・だけど、あんまり・・ 無理するなよ 僕は、まんまの ななのが好きなんだから」

「うーん せっかく シュウに見てもらおうと思ったのにぃー ぜんぜん 私に興味無いんだからぁー」

「そんなことはないよ 大人に近づいているから・・少し、戸惑ってるよ どんどん 可愛くなっていくし・・」

「そう うれしいなぁー でも まだ ダメなんでしょ?」

「ななの よく聞いてくれよ 君は、まだ中学生なんだよ 今は、勉強とか運動をやるのが先決だろー? そりゃー 同年代の子と付き合うのなら、それなりのお付き合いがあると思う だけど、僕みたいに歳が離れていると、そうもいかないんだよー 君は十分 魅力的だよ 僕だって いつ君に襲い掛かるかも知れないし・・ だけど、今、君が勉強とかサッカーを一生懸命やって成長していくのを見ているのが楽しみなんだよ 友達としてね そんなななのが好きなんだよ」

「わかったよー 私 勉強もサッカーも一生懸命だよ シュウに見て欲しいから お母さんがいうように、あこがれなんかじゃぁ無い! シュウのことが大好き 覚えている? 最初に出会った時のこと もう2年になるね あの時、本当は 最初から私はこの人が好きなんだって感じたの やさしい人って思ったんだぁー だけど、最初から素直になれなかった でも、話し掛けてきてくれて、嬉しかったんだよ 神様が結び付けてくれたの」

「そうかー でもな ななのはこれから、僕よりも、もっと、ななのにふさわしい人と出会いがあるかも知れないよ 僕だって、これからどんな出会いがあるのかわからない だから、今、軽率なことはできないよー」

「嫌! そんなん 私 シュウ以外 眼に入んないものー シュウにだったら襲われてもかめへんでー 同級生の男の子なんかぜんぜん頼んないものー」

「とにかく 今は 勉強のことに集中してくれな」

 ななのちゃんは、少し、不満そうだったが、うなづいてくれて、夕ご飯の準備をしてくれていた。  
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