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ドリトル先生と山椒魚

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第四幕その五

「奇麗で自然豊かで」
「山もだね」
「かなりの自然で」
「草木もよくて」
「生きものも豊富なんだ」
「牛女さんのお屋敷の周りもだね」
 そちらのお話もするのでした。
「そうだったね」
「あっ、そういえば」
「牛女さんのお屋敷の周りかなりよ」
「かなり豊かな自然だよ」
「見ていて楽しいよ」
「今も時々お邪魔するけれどね」
「何ならね」 
 先生は皆に牛女さんのことを思い出しつつお話をします。
「今度牛女さんからお話を聞こうか」
「牛女さんご自身から」
「六甲の自然について」
「そうしてみるんだね」
「妖怪は自然に詳しいからね」
 そうした存在だというのです。
「だからね」
「ああ、そういえばね」
「妖怪って山とか川にいることが多いね」
「街や村にもいるけれど」
「自然の中にいることが多いわね」
「自然の具現化ともね」
 妖怪達はというのです。
「言われているしね」
「イギリスで言うと妖精だから」
「実は同じ様な存在で」
「それで親しい妖怪さんも多い」
「そうだね」
「だからね」 
 それでというのです。
「牛女さんからもだよ」
「お話を聞いてもいいね」
「そうしてもね」
「それじゃあね」
「今度牛女さんのお屋敷に行ったら」
「そうしようね」
「是非ね、それとね」
 先生はさらにお話しました。
「兵庫県の自然もだよ」
「学んでいくといいね」
「これからは」
「今以上に」
「そうしていくのね」
「今度生物学の論文書いたら」
 その時はというのです。
「兵庫県の生態系についてのものにしようかな」
「いいね」
「じゃあそうしよう」
「こうした場所で学びもして」
「そうしてね」
「そうしていこうね」
 こうもお話してでした。
 皆で実際にこの辺りの生きものを見て学んでいきます、そしてその後で。
 皆で自然公園の中でお弁当を食べます、今回はお留守番のトミーが作ってくれたお弁当と王子さんの執事さんがそうしてくれたものです。
 どちらも豪華な重箱に何段もあって動物の皆も楽しく食べられますが。
「お握りいいよね」
「日本のお弁当だと」
「お握りがあるとね」
「それだけで嬉しいわ」
「全くだね」
「僕もそう思うよ」
 先生はそのお握りを食べつつ笑顔で答えました、おかずはほうれん草のおひたしに野菜の佃煮にキンピラ牛蒡にです。
 卵焼きにお魚の唐揚げ、ミートボールに海老フライです、デザートに沢山の果物もあってかなり豪華です。
 その中のメインの海苔に覆われた俵型のお握りを食べて言うのでした。 
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