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ドリトル先生と山椒魚

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第二幕その四

「そして尾の形も変わって」
「鱗が皮膚になって」
「それでだね」
「両生類になったね」
「そうなったわね」
「そうだよ、そしてその両生類がね」
 彼等がというのです。
「今も地球にいるんだよ」
「そうだね」
「そうなっているね」
「進化の歴史には両生類もある」
「そうよね」
「その通りだよ、その両生類から爬虫類が出て」
「鳥類が出て哺乳類もだよ」
 こうした生きもの達もというのです。
「出たんだよ」
「そうだね」
「そうしたことが書かれているね」
「歴史のコーナーにちゃんと」
「イラストや化石、標本と一緒に」
「この動物園はそうしたことも展示しているから」
 だからだというのです。
「素晴らしいんだ」
「ただ生きものがいて」
「学べて飼育しているだけじゃなくて」
「それだけじゃなくて」
「こうした歴史とかも展示してくれているから」
「尚更しっかりと学べるよ」
 そうだというのです。
「有り難いことにね」
「そうだね」
「その辺りもしっかりしてるね」
「そう思うといい動物園よね」
「この動物園は」
「そう思うよ」
 動物の皆も言います。
「本当にね」
「実は僕がこの学園に入ったら」 
 医学部の教授さんとしてです。
「すぐに動物園の展示とかに意見を求められたよ」
「それ水族館や植物園でもよね」
 ガブガブが言ってきました。
「先生は意見を求められてるわね」
「博物館や図書館、美術館でもだね」
 チーチーは学園のそうした場所もと言います。
「意見を求められてるね」
「学園に来て何かとだね」
「あちこちから意見を求められてるわね」
 チープサイドの家族も言います。
「どう展示したらいいか」
「どうした説明ならいいかって」
「先生は生物学も凄いからね」
 だからだとです、ダブダブは言いました。
「当然のことだよ」
「先生はあらゆる学問に造詣が深くてね」
「物凄い沢山の博士号を持ってるからね」
 オシツオサレツは二つの頭で言います。
「何かと聞かれるよ」
「本当にね」
「その中でも生物学になると」
 マサニトデス、トートーは断言しました。
「聞かないでいられないよ」
「生成は生物学は医学と並んで特に造詣が深くて」 
 ジップは言いました。
「物凄いからね」
「しかも先生はあらゆる生きもののお友達だよ」
 ホワイティは先生に言いました。
「そのことは有名だしね」
「それじゃあ動物園の人達も聞くよ」
 絶対にとです、老馬は言いました。
「これでいいかどうすべきかってね」
「皆喜んでると思うわ」
 ポリネシアも先生に言います。 
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