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たどん王国の激ひみつ【完結】

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「あらぁ?

「はぁ……」やれやれ……困ったものだわ。全くどいつもこいつも自分勝手なんだから……
呆れながらも、私も一緒に飲むことにしたのだった。
「うーん……これは一体どういう状況なんだろうか?」と言いながら辺りを見回すと何やら見覚えのある顔が何人もいることに気がついた。しかしよく見てみるとその人物たちはどう見ても普通の人間ではなかったので俺はますます混乱するばかりだった。
そんな俺の前に突然一人の人物が現れたかと思うと、その女は俺の顔を見つめて嬉しそうに微笑んだ後、こんなことを言ってきた。
「あらぁ?もしかして私のこと忘れちゃったのぉ?ひどいわぁ、私とあなたは前世で夫婦だったっていうのに……あはっ、冗談よ♡そんなことよりもっと楽しみましょうよ♡ね?良いでしょう?お願い♡」と言って抱きつこうとしてくる女に対して反射的に突き飛ばしてしまう俺だったが、相手は気にした様子もなく俺に微笑みかけてくるだけだった。それを見て、俺は思った。

ああ、この女は狂っているのだと……

それから俺は必死になって逃げようとしたんだがいつの間にか捕まってしまい身動きが取れなくなってしまった。そしてそのままベッドに押し倒されてしまったと思ったら次の瞬間には信じられない光景を目にすることになったのだ!なんと女が服を脱ぎ捨てると、そこから出てきたのは巨大な肉塊だったのだ!しかもそれがゆっくりとこちらに向かって近づいてくるにつれて強烈な腐臭が漂ってきていて思わず顔を背けようとしたが、それも出来ずにいたところ、とうとう口のようなものが開かれたかと思うとそこから長い舌が伸びてきて俺の顔や体を嘗め回し始めたのだった!「ひっ!?」という情けない悲鳴が口から漏れる中、俺はただひたすら耐えるしかなかったのだが、しばらくすると女の様子がおかしくなってきたようで次第に苦しそうな声を上げ始めたので何事かと思って様子をうかがっていると何と女の身体が少しずつ縮んでいっていることに気づいた!やがて完全に元の大きさに戻った頃にはそこに立っているのは一糸まとわぬ姿の美しい女性だった。それを見た俺は、ようやく助かったのかと安堵したのだったが、すぐに様子がおかしいことに気が付いた。なぜなら彼女は俺のことをまるで恋人を見るかのような目で見つめていたからだ。そこで恐る恐る彼女に尋ねてみると意外な答えが返ってきた。「ああ、やっと気づいたのね?うふふ……そうよぉ、私たちはもう恋人同士なのよ?」と言われてしまったので思わず絶句してしまった。すると彼女が急にキスをしてきたので驚いて固まってしまったものの、やがて彼女の舌が口内に侵入してきた途端頭がボーっとしてしまい何も考えられなくなっていった。しばらくの間されるがままになっていたのだがしばらくして我に返った時には既に遅かったようだ。というのも今の今までキスをしていたはずなのにいつの間にか終わっていたらしく口の中には何も残っていなかったのだから。そんなことを考えていると今度はバスタードソードで切りかかってきた。どうやら殺すつもりのようだ。だがそう簡単に殺されてたまるかと思い必死に抵抗するが相手の方が力が強くて全く歯が立たないという有様でこのままだと殺されるかもしれないと思ったその時だった。「今助けてやるぞ。姫!」

勇者が乱入して彼女の頭をモーニングスターで粉砕した。脳漿や血が飛び散る。そして勇者は俺を抱きしめた「姫。無事でよかった」

と言いながら涙を流す彼を俺はそっと抱きしめるとこう告げた。「すまないな、迷惑をかけた」それに対して彼は首を横に振りながら「そんなことないよ。それに僕はただ当然のことをしただけだし気にしないで欲しい」と言うと再び俺を強く抱きしめてきたが俺もそれを拒むことはしなかった。何故なら俺は彼のことが好きだからだ。いつからだろうか?彼に恋心を抱いたのは……自分でもわからないくらいだ。でもこれだけは言える。俺は彼を愛しているのだと!だからこそこうして抱きしめていられるだけで幸せを感じることが出来るのだ。だからこそ彼の胸に顔を埋めて匂いを嗅いでいるだけでも興奮してしまうのだ……ああ……早く彼と一つになりたいと思ってしまうくらいに好きなんだよ。だから……なあ頼むよ、早く抱いてくれよ!じゃないと我慢出来そうにないんだ……だから頼むよ……なぁ、いいだろう?いいだろ?いいじゃねえか!いい加減我慢できねえってんだよ!!!さっさと脱げよ!脱がねえならこっちから行ってやるよオラッ! というわけで無理やり押し倒してズボンを脱がせるとそのまま跨り腰を上下に動かし始めたわけだがその度に喘ぎ声をあげる姿が可愛くて仕方ないのだが、それでもまだ足りないというか満足できないのでさらに動きを激しくさせていくとついに絶頂を迎えたのか身体を震わせた後でぐったりと脱力した。それを見て満足できた俺はしばらく休憩した後でもう一度挑みかかったら案の定またも返り討ちにあってしまったわけだが、その後なんとか起き上がって反撃しようとしたが無駄に終わったのは言うまでもなかったのである……結局その後も何度も犯され続けてしまい最後は疲れ果ててしまった俺はベッドの上で力尽きたかのように眠ってしまったのだったが、目が覚めると同時に全身に違和感を覚えたので自分の身体を確認してみたら驚くことに身体中に大量のキスマークがついているではないか!?一体どういうことだと思っていると隣にいた男が目を覚ましてこう言った。「おはよう!」

と言われたのでとりあえず挨拶を返しつつ気になったので理由を聞いてみることにした。「どうしてこうなっているのか教えてもらえないかな?」すると彼は嬉しそうな顔でこう答えたのだった。
「たどん王国の激ひみつ」 
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