たどん王国の激ひみつ【完結】

「ダンジョン・マスター」の主人公が、男性恐怖症になっているという。エベレスト先生は、過去にトラウマを抱えており、男性恐怖症になってしまっている。エベレスト氏は、自分の好きな食べ物はフルーツ全般だという。 

『僕は山神勇太です！』……ははは、やっぱりダメだよな？そりゃそうだよな？何言ってんだこいつとか思われちゃうかな？……だけどさ、どうしようもないんだよ。だって僕の名前、それしか知らないもん。しょうがないっしょ！「……」……あれ？何も喋らないな？ もしかして聞こえてない？いやまあでも確かにおかしいっちゃおかしかったけどさ……でも普通に考えれば当たり前じゃんか。何せ、僕の体は今こんなだし。何せ、今の僕の身長は20cmくらいしかないしね。だから多分、普通の人にはまず見えてないし、声が聞こえることもないんだろうな。「あの……」……ってことはやっぱり僕って幽霊なのかな？……あははは、まさかね。「あ、あの……」……いやいやいや、そんなわけないでしょ。幽霊なんて存在するはずないじゃないか。そんなのファンタジーだよ。漫画とかによくあるアレでしょ？ほら、主人公の周りに現れたり消えたりするっていう奴。……いや、別に羨ましくなんかないから。むしろ嫌だしね。あんなの。それに死んだら地獄に堕ちるって相場が決まってるからさ。そんなものに憧れを持つなんてあり得ないでしょ。……えっ、ていうか、もし仮に僕が本当にそうだったとしてだよ？なんで成仏しないでいるのかと言うとそれはもうアレですよ。はい。わかりますよね。そう、この体の持ち主さんが生きている可能性があるからですね。つまりそういうことですはい。なのでこうして頑張って呼び続けているんですけどね。えっ、誰かだって？いや、わかっているでしょうに。そうです。貴方のことですよ？佐藤太郎君。
ちなみに僕の方からは見えないんですよ。残念ながらね。まあいいか、そのうち会えるだろうからね。というか、もうすぐ出れそうだしね。「もしもし……」あ、はい。そうっすか。それはよかったっすね。いやほんとに。えっ、いやいやいや、全然っすよ。
これでこの話はお終い。また来週。バイバーイ。
『さて、今回はいよいよ最後のダンジョンを攻略していきたいと思います』
私は画面に映るゲームのタイトルを見て微笑む。『ダンジョン・マスター』……私が考えたゲームの一つ。まだ試作段階ではあるが面白い出来に仕上がっていた。特に主人公のキャラデザは私の理想そのものと言っても過言ではないだろう。我ながらいいセンスをしていると思う（自画自賛）。それにしてもここまで辿り着くプレイヤーがいるとは思わなかったけど……それもこれも全てはこの私のおかげだろう！何故ならこのゲームは私と彼が協力することによって作られたものなんだから！！彼はこのゲームの中でプレイヤーたちの敵役として登場するNPCなのだが、彼を作った際に色々と意見をもらったのだ。そのおかげでよりリアリティのある素晴らしいものが出来上がったというわけである！！しかも彼には自我があり、会話することができるという機能も付いているので、他の仲間たちと違って自分だけでダンジョンの攻略を目指すことも可能になっているというわけだ！！そして彼は私にこう告げたのである。
ーーこのゲームが完成したら自分の願いを叶えてほしいとーーー 私の願いはもちろん決まっている。彼と永遠に一緒にいることだ！！！そのためには何としてでもこのゲームを完成させなければなるまい！！絶対にクリアなどさせてやるものか！例え相手がどんなに強くとも決して諦めたりしないぞ！！待っていろよ！必ず貴様を殺してやるからなっ！！！
（おまけ話に続く）
1章で登場したヒロインたちを紹介しようと思います！！どうぞご覧くださいっ！！！！
〜第一部に登場した主な人物紹介〜 1位：アリス・カスタード
誕生日：12月25日
年齢：15歳→16歳
職業：？？？→メイド見習い（？）
スリーサイズ
B78 W55 H80 2位：シャーロット・キャロル 3位のジェシカ・シェパードよりも年上であり、年齢は18歳の女性。金髪碧眼でスタイル抜群のモデル体型をしており、巨乳でもあるのだが……本人は気にしている模様。趣味は料理で特技は裁縫や編み物だったりする。基本的に誰にでも優しく接する性格であるが、実は過去にトラウマを抱えており、そのせいで男性恐怖症になってしまっている。現在は克服済みではあるようだが、それでも異性に対して苦手意識を持っていることには変わりはないらしい。エベレスト先生のことは嫌いではないが、あまり好きでもないとのこと。ただ、悪い人ではないと思っているようだ。ちなみに彼女の父親は有名なファッションデザイナーであるらしいが……？ 好きな食べ物はオムライスとプリンらしいが、中でも一番好きなものはフルーツ全般らしい。あと甘い物全般も大好きとのことだが、お酒は苦手なんだとか。嫌いなものは苦いもの全般であるようだ。しかし意外にも辛い物は平気らしく、激辛料理を平気で食べられるくらいにはあるみたいである。
4位：メアリー
5位：アンナ
6位：カレン
7位：エレナ
8位：レイラ 9位：メリッサ
10位：ジェシカ ある日のことだった。私はいつものように仕事をしていると同僚の一人がある噂話を教えてくれたのだ。何でも最近話題になっている例のゲームについてだったんだけどその内容というのがとても興味深いものだったんだ！私はそれを聞き終えるなりいてもたってもいられなくなって早速行動を起こすことにしたんだけれど……うん、そうだね。結論から言うとダメだったんだよねー……いやぁ〜まさかあそこまで上手くいくとは思ってなかったんだけどさぁ……まぁしょうがないか。そもそもゲームの内容を簡単に説明するとすれば、主人公はとある学校で教師として働くことになったんだけど何故か生徒たちは主人公を殺そうとしてくるっていう感じで始まってね？当然主人公にはその気はないんだけど……まあそんなこんなで何だかんだあって殺されちゃうって話なんだよねー！うん！でも大丈夫！主人公が死んでしまった後の展開なんだけど……なんと！新しい主人公が現れてそこから話がスタートしていくって寸法なんだ！これはすごいよね！？いやー、ほんと感動モノのシナリオだよね！？私としても大満足だよ！！！ ただねぇ……一つだけ気になる点があったんだよねぇ……何で主人公のことを虐めた子たちが全員生き残ってるんだろう？……うーん、謎だなぁ……まっ、いっか！
「はぁ……」今日も疲れたわねぇ……もう寝ちゃいましょうかぁ……ってあれぇ！？おかしいわねぇ……いつもならすぐに眠れるのにぃ……どうして今日に限って眠れないのかしらぁ？……あぁんもうイライラしちゃうわねぇ……！……もういいわよねぇ？……そろそろ始めてもいいわよねぇ？……ふふふ、
「うふふふ……」あはは、あははは……！！あーははははははははっ！！！！あはははははっ！！！！！きゃーっはっはっはっ！！！あひゃひゃひゃっ！！！ふへへへへへへっ！！！！！！」あーはっはっはっはっはっ！！！！あーははははあっ！！！！！ひへへっへへへへ！！！あははっあははははははっっっっ！！！！！！」あーーーーーーはははははああああああッッッッ！！！！！！」
（本編に続く）
『ねえ？いい加減教えてほしいのだけど……』……何が？