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神々の塔

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第七話 神々との戦いの前にその三

「関係ないやん、シェリルちゃんも胸にコンプレックスないやろ」
「綾乃ちゃんの胸は大きいと思うけど」 
 それでもとだ、シェリルも話した。
「そう思うだけでな」
「羨ましいとかはやね」
「思わんわ」
 全くという返事だった。
「別に」
「それやとね」
「ええか」
「そう思うで、ただうちが思うに」
「どないしたんや?」
「ほんまかいなって思うことあるねん」 
 シェリルに少し考える顔になって話した。
「おっぱいって揉まれたら大きくなるって言うやん」
「ああ、そう言うな」
 シェリルもそれはと応えた。
「俗に」
「それほんまやろか」
「どやろな」   
 わからないという返事だった。
「それは」
「彼氏さんが出来て」 
 そしてというのだ。
「そういうことされたらな」
「大きくなるか」
「どうやねんやろ」
「彼氏さんいる人に聞いてみたらわかるか、いや」
「いや?」
「人妻さんやと」
 シェリルはこう言った。
「普通にやな」
「あっ、そやね」
 綾乃もすぐにわかった。
「もう言うまでもないね」
「大きないとな」
「皆ね」
「おかしいやろな」
「そやね」
「子供も出来たら」
「余計にやね」
 綾乃はさらに言った。
「授乳やね」
「それがあるから」
「そやね、けど」
「人妻さんでもな」
「皆おっきいかっていうと」
「ちゃうやろな」
「そやろね」
 シェリルの言葉に頷いた。
「人妻さん皆大きくないとな」
「この話はな」
「ちょっと成り立たんね」
「まあ結婚する前と比べて大きくなってたら」
「少しでもやね」
「それやと」
「この話は成り立つわ」
 綾乃は気付いた様な顔になって話した。
「そうなるわ」
「そやな、一センチでもな」
「大きくなってたら」
「例え一ミリでもや」
 ほんの僅かでもとだ、シェリルは言った。
「大きくなってたらな」
「結婚するよりも」
「そうであればな」
 その場合はというのだ。
「このお話はな」
「成り立つわ」
「そや、大きくなるのはな」
 胸、それがというのだ。
「やっぱり個人差があって大きくなると言っても」
「どれだけ大きくなるかはやね」
「そこまでは言ってへん」
 揉まれてそうなる場合もというのだ。 
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