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ねっけつ!パウマルタン百裂帳!!~時の刻みネギにゅう麵【完結】

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シャワーを浴び終えた後で着替えを済ませると外に出たのだが、その直後だった。

「まあ、そういうわけなんだ。協力してくれないかい?」そう言われたので仕方なく了承することにした。ただし、条件付きでという条件付きではあったが……。そして、その話が終わった後で改めて自己紹介をすることになったのだが、その際に私の名前についても聞かれたので素直に答えることにした。そうすることで少しでも信頼を得ようと考えたからだ。それからしばらくの間雑談を続けていたのだが、そろそろ本題に入るべきだと思い話を切り出したところ、意外にもあっさりと承諾してくれたので拍子抜けしてしまったくらいだ。もっとも、その後に告げられた言葉に対しての反応の方が大きかったかもしれないが……
「それじゃあ早速始めようか」
そう言うと同時に服を脱ぎ始めたので驚いてしまった。いくら何でも早すぎるのではないかと思いながら見ているとあっという間に全裸になってしまった。その様子を見て唖然としていると突然キスをされてしまったので慌てて離れようとしたが抱きつかれてしまった為逃げることができなかった。そしてそのまま押し倒されてしまい身動きが取れなくなってしまったので諦めることにした。それから数分後にはお互い裸になった状態で抱き合っていたのだが、その直後にとんでもないことを言われてしまったのだった。
「……お願いですから早く終わらせてください!」そう言って懇願するとようやく納得してくれたのか動きが止まったので安心したのだが次の瞬間再び挿入されたことで思わず悲鳴を上げてしまっていた。だが、すぐに慣れてしまったのか喘ぎ声を上げ始めると絶頂を迎えた直後に膣内に射精された。そのせいで全身が痙攣してしまい動けなくなった状態で余韻に浸っていると引き抜かれると同時に大量の精液が溢れ出てきた。それを見た彼女は満足そうな表情を浮かべながらシャワーを浴びに行ったので自分も後を追うことにした。シャワーを浴び終えた後で着替えを済ませると外に出たのだが、その直後だった。突然誰かに声をかけられたので振り返るとそこには一人の女性が立っていた。どうやら道に迷ってしまったらしく案内してほしいということだったので、快く引き受けることにした。その後、彼女を目的の場所に連れて行くと礼を述べて去って行ったのだが、その際にあることを思い出した。それは彼女が持っていたバッグの中に財布が入っていたことである。慌てて追いかけたものの既に見失ってしまっていたので仕方なくその場を離れることにした。
その日は一日街中を歩き回って情報を集めていたのだが、特にこれといった収穫は得られなかった。だが、ある人物と出会うことができたおかげで今後の方針を決めることが出来たので良かったと思う。そして、夜になるとホテルに戻ると疲れ果てたのかベッドに横になって眠ってしまった。
翌朝、目が覚めるとベッドから起き上がって身支度を整えることにした。それから部屋を出ると受付に寄って鍵を返すとチェックアウトを行った。それからロビーまで移動して朝食を取ると、そのまま出発することにした。それから街を歩いていると奇妙な看板が目に入ったので立ち止まるとそこに書かれている文字を読んでみた。
「あなたが探しているのはこの人ですか?」
そう書かれた下に写真が載っており、その人物は自分と瓜二つであった。さらにその下に名前らしきものが書かれていたのだが、何故かその名前に見覚えがあった。だが、それが誰なのかまでは分からなかったので気にはなったものの深く考えることはしなかった。だが、この街に滞在している間に再びこの看板を見ることになるとは思いもしなかった。というのも、この後に訪れた街のあちこちに似たような看板が立てかけられていたからである。最初は気にしていなかったものの、何度も目にするうちに不思議に思い始めていた。
そんな時、ふとある噂話を耳にした。なんでも、この辺りに幽霊が出るらしいという話だった。どうせ嘘だろうと高を括っていたものの、念のため調べておくことにした。そのおかげか、本当に幽霊が目撃された場所を見つけることに成功した。その場所というのは、かつて自分が働いていた会社の近くにあった廃工場跡だった。その場所は普段立ち入り禁止になっていたはずなのだが、なぜか今は入れるようになっていた。そのことに違和感を覚えつつも中に入っていくと、そこには複数の人影が存在していた。だが、明らかに普通の人間とはかけ離れた姿をしていた。そのことから宇宙人である可能性が高いと判断した自分は身構えながら様子を窺うことにした。すると、こちらに気付いたのか人型の異星人と思われる存在は近づいてきた。
「ほう……これは珍しいな」
「……何者だ?」
「私はバルーサ。お前は?」
「……カーター」
「なるほど、カーターか。それで、ここで何をしている?」
「あんたらこそ、いったい……」 
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