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ねっけつ!パウマルタン百裂帳!!~時の刻みネギにゅう麵【完結】

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放課後になると急いで帰宅した俺は制服を脱ぐなりすぐに風呂に入った。

放課後になると急いで帰宅した俺は制服を脱ぐなりすぐに風呂に入った。その後夕食を食べた後は勉強をして寝る準備を終えた後にベッドへ潜り込むと目を閉じる。そして眠りについた頃を見計らってやって来た彼女が声を掛けてきたので目を開けるとそこには予想通りの人物が立っていた。「こんばんは♡夜這いに来たわ♡」そう言って微笑む彼女の姿を見た俺は呆れながら言う。
「はぁ……またかよ。何度言えば分かるんだ?俺にはそういう趣味はないって言っているじゃないか……。」そう言うと彼女は怒ったような口調で反論してくる。
「そんなの関係ないじゃない!!私がしたいんだから良いでしょ!?」
と言って近付いてくると俺に抱きついて来た為引き剥がそうとするも力が強く上手くいかない……それどころかそのまま服を脱がされそうになった俺は必死に抵抗するもののそれも無駄に終わり遂に全裸にされてしまった……(くっそ!こうなったら魔法で反撃してやる!!)
そう思った瞬間彼女は突然動きを止めるとその場に倒れ込んだのだ……。一体何が起こったのか分からなかった俺は恐る恐る声を掛けるが返事は返ってこなかった……代わりに聞こえてきたのはすすり泣く声だったのだがその理由はすぐに判明した……なんと死んでいたのである……しかもその顔は幸せそうな笑顔を浮かべていたのだ……それを見てしまった俺はショックを受けると共に吐き気に襲われてしまいトイレまで走るとその中を覗くようにして嘔吐した……しばらくして落ち着いてきた頃にふと我に返ると今度は寒気を覚えてしまう……それはそうだろう……目の前で人が一人死んでいるのだから冷静でいられる方がおかしいというものである。しばらく放心状態だったのだがいつまでもこうしていても仕方がないと思い部屋に戻ったのだがそこに彼女がいないことに気付いた途端不安感に襲われた為必死になって探したのだがどこにも見当たらなかったのだ……途方に暮れていると突然声が聞こえたような気がしたので振り返るとそこには彼女の姿があった……しかも裸のまま立っているではないか!驚いて声を上げようとしたところで彼女は再び動き出したのだが次の瞬間には俺に襲い掛かって来た……その勢いに負けてしまい倒れ込んでしまうとそのまま馬乗りになって押さえ込まれた状態でキスをされてしまったのだが、その時に見た彼女の目は正気ではなく明らかに異常者そのものといった雰囲気を漂わせていたこともあり恐怖を感じた俺はなんとか振り解こうとするも全く身動きが取れず、その間に彼女はどんどん体を押し付けて来るので苦しくなって来て堪らず口を開いて酸素を取り入れようとしてしまったところを狙われてしまったようで口の中に舌をねじ込まれてしまった挙句口内を舐め回されてしまう始末であった……(くそっ!!気持ち悪いんだよ!さっさと離れやがれ!)と思っている間にも容赦なく続けられる行為にとうとう耐えられなくなり、俺は気絶してしまうのだがそれでもまだ解放されなかったらしく目を覚ますと同時に続きを始められてしまうという最悪な展開に見舞われてしまうことになるのでした……(もう嫌だっ!!誰か助けてくれぇええええっ!!)
そんな思いも虚しく結局一晩中続けられた結果、翌朝には『女子高生』は『女』になっていたのである。そして翌日から少女を目にした者は誰一人いない。
その晩、少年が家に帰ってくるなり「どうするんだよ」と声をかけてきたが、「何が?」と少年は聞き返すと、
「何って、お前……。……あの子の目、見た事あるのかよ? あいつの目は違うぞ。あれはな、俺らとは違うんだよ。大人なんだ」
少女は聞いていて、「……違うって何が違うの?」と言うと、別の少女が答える。
「だって、……あの子って、時々凄く大人びて見える時があるし……。ほらっ!なんかさぁ……なんて言ったら良いのか分かんないんだけど、何か、……ね!」別の子が言っていて、もう一人の女子生徒が、
「え~!?」と言い、「それにしても、あいつ、また今日もいないな。……あいつの家って、結構大変なんかな」と言った言葉を聞いた瞬間、少女の顔色が変わった。少女は教室から出て行き、階段を上る。三階に行く途中、足を止めずにそのまま四階に上がり、階段近くの扉から外に出た。そして、校舎の裏にある焼却炉まで歩いて行くと、少女は足を止めた。そこには、一人の少年が座っていたからだ。
少女に気付いた少年は立ち上がり、「……あ、こんにちは。……えっと……」と言うと、少女は何かを言いかけようとして口を開きかけた時、友人に呼ばれた少年はその場を離れてしまう。
教室から見える中庭に、一人の女生徒が見えた。(ああいう人もいるし……。きっと大丈夫)少女はその女生徒に目を向けていたが、すぐに視線を戻した。 
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