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八条学園騒動記

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第六百八十六話 カラフルにふんだんにその七

「結構あるわよね」
「日本でもね」
「それでね」
「日本人も食べてるよ」
「それもローストされたものだけじゃなくて」
「生のお肉だってね」
「いや、生好きよね日本人」
 メアリーはこのことは少し引いた顔になって述べた。
「兎に角」
「昔かららしいね」
「お寿司は確かに生だけれど」
 主なネタはというのだ。
「けれどね」
「生肉をネタに使ってね」
「お刺身にもね」
「するしね」
「馬刺しに」
 馬肉のそれにというのだ。
「肉寿司にも使う」
「牛刺しにね」
「鶏に豚」
「豚って昔危なかったよね」
「虫が多いからね」
 寄生虫がというのだ。
「今でも結構な人がね」
「生で食べないよね」
「連合でもね」
「豚乳は飲むけれどね」
 こうした飲料もこの時代では存在している、ここから作られたバターやチーズも存在して市販もされている。
「豚は生ではね」
「食べないわよ」
「そうだよね」
「それを食べるのがね」
 それがというのだ。
「日本人よ」
「カナダのお寿司よりもね」
「そっちの方が凄いわよね」
「どう考えてもね」
「私豚肉を生で食べたことないわ」
 メアリーははっきりと言い切った。
「危ないからね」
「いつもじっくりと火を通してるよね」
「そうして調理してるわ」
 当然ながら市販のものでもだ。
「煮たり焼いたりね」
「揚げたりしてね」
「そのうえでね」
「食べてるね」
「だからお寿司に使う場合も」
 豚肉はというのだ。
「ちゃんとね」
「火を通すね」
「ローストにして」
 所謂ローストポークである。
「そのうえでね」
「お寿司にするね」
「そうするわ、じゃあそのね」
「カナダのお寿司もね」
「出しましょう、悪くない筈よ」
「そうだね、僕カナダのお寿司好きだよ」
 シッドは笑顔で話した。
「特にスモークドサーモンがね」
「そのお寿司がよね」
「好きだよ、むしろ日本のお寿司よりもね」
 本場のというのだ。
「カナダのお寿司の方がね」
「好きよね」
「握り寿司だってそうだし」
 当然カナダではこちらも家庭で普通に握って作る。
「巻き寿司だってね」
「カナダのよね」
「うん、あの美味しさはね」
 それこそというのだ。 
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