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博士の挑戦状

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第十五話

              第十五話  ゴミの様だ
 博士はメキシコマフィア、麻薬カルテルでもある彼等のアジトに対して毒ガスを放った。そうしてだった。
 多くのマフィアがもがき苦しみ死んでいくのを見て言った。
「心地よいのう」
「おい、百人は殺してるぞ」
「それがだね」
「だからいつも言っておるであろう」
 博士は共にいるライゾウとタロに話した。
「小悪党を殺すころはじゃ」
「博士の趣味だよな」
「そうだね」
「だからじゃ」
 その為にというのだ。
「その趣味を満喫出来てじゃ」
「それでか」
「そう言うんだね」
「うむ、ではな」
 さらに言う博士だった。
「次じゃ」
「次のアジトに行ってか」
「そうしてなんだ」
「また殺す」 
「そうするんだな」
「次も」
「そうじゃ、そしてじゃ」
 そのうえでというのだ。
「楽しむぞ」
「あの、わざとですよね」
 小田切君も博士に言ってきた。
「相手が苦しむ様にですね」
「そうした毒ガスにしたのじゃ」
「やっぱりそうですね」
「どうせ殺すならな」
「それならですね」
「余計にじゃ」
 まさにとだ、博士は答えた。
「楽しみたいからのう」
「わざと苦しむ様にですね」
「開発してな」
 毒ガスをというのだ。
「用いたのじゃ」
「そこは博士ですね」
「殺人もよいが」
「殺し方もですね」
「どうして殺すかがじゃ」
「大事ですね、博士にとって」
「だから苦しむ様にした」
「そういうことですね」
「ではもっと苦しめて殺してやろう」
 博士は笑いながら言った、そうしてUFOを動かして次の獲物がいる場所に向かったのであった。殺戮はまだ続くのだった。


第十五話   完


                 2022・12・5 
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