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異世界ほのぼの日記~日本に似て便利な世界でぷらぷら生活~

作者:佐行 院
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前書き
 慌ただしい日の理由と街の東側にあるものとは・・・。 

 

-㉘買い物する魔獣・・・、さん?-

 楽しかった宴会から数日が経過し、光は街のパン屋で仕事をしていた。街の中央ではいつも通り噴水が噴き出ている。ただ店前の市場がいつも以上に活気づいていたので街中を歩く人々はルンルンと楽しそうだ。
 串焼き屋が数量多く焼いて在庫を大量に作っていたのでこれには光もテンションが爆上がりとなっていた。しかしやけに行列が多い、ランチタイムまで在庫が持ってくれたら良いのだが。
 普段光が住む農耕地を中心とした住宅地は街の北側、銭湯は南側、そして先日の『ネフェテルサ王国レース場公園』が西側にある。さて、気になる東側は何なのだろうか。そしてもう1つ気になるのは大人の遊び場は見つけたが子供たちはどこで遊ぶのだろうかという事だ、きっと遊園地的なものがあるんだろうなと想像を膨らませていた。
 それにしてもやたらと街中を右往左往するお客さんが多いので光の仕事もいつも以上に忙しくなっていた。
 光はさり気なくミーシャに聞いてみた。

ミーシャ「そりゃそうさね、今日から2週間は東側の出入口が開くからだよ。上級魔獣さん達がお買い物に来てんだ。」

 上級魔獣・・・さん?!お買い物?!どういう事?!そう混乱する光を横目にお客さんは絶えない。ただ実際に東側の出入口に見に行く余裕がない。とりあえず、仕事を終わらせてから改めて詳しく話を聞いてみる事にした。
 お昼のピーク時を過ぎた頃には3時が近づいてきていた。ミーシャと休憩時間に入り串焼きを買いに行くついでに東側の出入口を見に行くことにした。

ミーシャ「ほらご覧よ、700年以上生きてきた経験を重ね理性と人語を話せるスキルを持つ上級魔獣さん達が出入口の守衛さんにカードを見せてるだろ?あのカードは人に決して危害を加えません、人間の行動に協力しますって約束の印なんだ。
王都が発行する特殊な書類にサインと拇印をして適性が認められた上級魔獣さん達だけがカードを貰えるって話さね。違反したらすぐに王国軍に連絡が入って討伐されるとかいう仕組みらしいわ。
出入口で身分証になるあのカードを提示して人間の姿に化ける事を条件に街に入れるようになるって訳さね。」

実際に東側の出入口へ見に行く事にした。丁度1体のレッドドラゴンが王国軍の守衛に止められている所だった。

守衛「だからカードが無きゃ入れないって言ってるでしょ。」
レッドドラゴン「友達に初めて連れてきてもらったからカードがいるとか知らなかったんだよ、どうやったら貰えるの?」
守衛「あっちの人に申請して適性検査を受けて合格したら貰えるからね、お友達待たせちゃ困るでしょ、ハイ次!」

 人間の姿に化けた友達が手を振りながら叫ぶ。

友達①「80点以上で合格だからね、待っててやるから早く受かって温泉行こうぜー。」
友達②「串焼きをアテに呑むビールが最高だぞー。」

 光はそれを聞いてまずいと思ってしまった。空腹過ぎて全部買ってしまったのだ。
 急いで串焼き屋に戻り次の商品を焼いてもらうように伝えた。
 光達は休憩時間が終わりパン屋に急いで戻ることにした。店ではラリーとキェルダ、マック、そしてウェインがてんてこ舞いとしていた。

ラリー「おかえり、待ってたよ!」
ウェイン「もう追いつかないって、助けてくれ!!」
キェルダ・マック「(あたし)ら、初登場がこれかよ!!」
ミーシャ「もう、双子で何言ってんさね。ささ、光ちゃん。仕事するよ!!」
光「はーい・・・。」

 いつもは片方しか使っていないレジを両方使っても解消されない混雑にうんざりしていたがとりあえず普段作業場でパンを作っているマックと交代して光がレジに入る。しかしどんどんお客が増え店の中で事態は混乱を極めていた。
 混雑は夜の8時まで続いた。閉店した時には皆へとへとでこれが再来週まで続くと思うと光はため息をつくしかなかった。
 仕事を終え、光は夕飯を作る気になれず今日は温泉に入って銭湯で食事をとる事にした。歩くのも面倒になり久々に光は『瞬間移動』する事に、光が到着した時は銭湯の前は意外と静かだった。そう言っても、いつも以上には人は多かったが。
 光は受付に代金を支払い脱衣所に入ろうとしていた。その横で幸せそうな3人組がビールを酌み交わしていた、服装から見るに休憩の時のレッドドラゴンだと分かった。無事、適性検査に合格してカードを取得出来たみたいだ、それを見て光はほっとしながら脱衣所へと入って行った。 
 
 

 
後書き
 どこまでも平和な世界・・・。 
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