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異世界ほのぼの日記~日本に似て便利な世界でぷらぷら生活~

作者:佐行 院
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前書き
 作戦が本格始動する・・・。 

 

-⑱作戦開始-

 安全の為山道は走り屋チームが登ってから封鎖してあるので安心だった。
サイドブレーキが下がった瞬間光の愛車は勢い良く山道を登って行った。銭湯の駐車場沿いの道をドリフト1発で進んでいく。そして最初の左コーナーを壁ギリギリを保ってドリフトしどんどん登っていく。各々のコーナーを鮮やかなドリフトで抜けて行くとあっという間に山頂に着いた。後続の警察車両たちはついて行くのがやっとだった。光は駐車場の適当な場所に陣取り車を止めた。後続車両も止まり、様子を伺っているとリーダーらしき男が1人『カフェラッテ』に近づいて来た。見た目は誠実そうだ。
光は窓を開ける、本格的な作戦開始までもうすぐだ。

リーダー「こんばんは、さっき見てたんだけどお姉さん早いね。」
光「そうかな、適当に流しただけなんだけど。」

 あれで適当なのかとドーラはギョッとした、どう考えても全力のアタックだった。光は凛とした顔をしている。

リーダー「後ろの人たちはチームメイトかい?ヘロヘロみたいだけど。」
光「鍛錬が足らないみたいでごめんなさいね、でもご心配なく。」
リーダー「どうだろう、各々2台ずつ出してチーム戦でもしてみないかい?」
光「暇してたからいいわ、楽しそうね。」
リーダー「じゃあ早速準備しよう。」

 リーダーが離れていくと光は窓を閉めた。ドーラに合図をすると、無線機に作戦開始(バトルスタート)を告げた。無線機越しに林田が声を掛ける。

林田(無線機)「あー、あー、光さん聞こえますか?どうぞ。」
光「聞こえてます、どうぞ。」
林田(無線機)「バトル中はここから指示を出しますので宜しくお願い致します、どうぞ。」
光「了解です、どうぞ。」
林田(無線機)「因みに光さん宛の指示は全員の指示だと伝えてますので気にせず聞いて下さい、どうぞ。」
光「しつこいですよ、どうぞ。」

 無線機の向こうで林田が泣きそうなのでドーラはぷっと含み笑いをした。顔が赤くなっている。

林田(無線機)「す、すみません、どうぞ・・・。」
警官たち(無線機)「け、警部・・・、大丈夫ですから、ね?」

 ドーラが無線機のマイクを切ったので光は愛車を動かしながらドーラに聞いた。

光「林田さんっていつもこうなんですか?」
ドーラ「日常茶飯事なんで気にしないで下さい、警部涙もろいので。」
光「あ、そうだ・・・、次は下りなんでさっきより速いと思うのですが大丈夫ですか?」
ドーラ「だ、だ、だ、大丈夫ですよ。」

 嘘だ、あれ以上に速いのかとドーラは明らかにビクビクしていた。
すると、後続車から1人警官が降りてきたのでドーラがチーム戦だという事を伝え後続車を分けた。
 光の横にはリーダーが、そして後続車と向こうチームからもう1台が並びスタンバイが完了、カウントを待つ。
 向こうチームから1人がシグナル役に回る。

シグナル役「スタート30秒前・・・、20秒前・・・、10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、スタート!!!」

 4台が勢い良く飛び出す、第1コーナーまでは10秒もかからなかった。作戦の為には最終的に負けなくてはならないのだが全力を装うため最初は光が先行した。120mほどの差が開いたが数秒後には追い付かれてしまう、数か所のコーナーで抜かれそうになっていたが耐え抜いた。
 後数か所コーナーを抜けたら道幅の広がる地点が来た。後続車は3台とも追い付いている、助手席ドーラは死亡寸前だった。その時無線機から林田の声がした。

林田(無線機)「光さーん、この先廃車が数台置かれてます、上手く避けてくださいねー、どうぞー。」
光「了解です、どうぞ。」

 昔と同様の作戦だ。光はわざと減速し、相手側のリーダーを先行させた。
 しかし、リーダーも作戦を知っていたかの様に避けて行った。ただ、スタート時の様な勢いはない、作戦も集大成だ。 
 
 

 
後書き
 リーダーの正体は・・・? 
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