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異世界ほのぼの日記~日本に似て便利な世界でぷらぷら生活~

作者:佐行 院
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前書き
 新居での生活が始まろうとしている。 

 

-⑦本格的な生活と光の秘密-

 店主は周りを見回して光に聞いた。

店主「そう言えば家財道具や家具はどうされるのですか?何なら当店で揃えさせて頂きますが。」

 『作成』で作ったり日本のものを『転送』しようと思っていたから何も買っていない。

光「注文しているものがもうすぐ届く予定でして、足らないものは作ってみたりしようと思います。」
店主「ご自分でですか?!」

 店主はかなり驚いている様だが日本にいたときはDIYにハマっていた時もあるので問題ない。
 店主と別れると光は『転送』スキルを使用し日本にある自分の家具や家財道具、そして家電を新居に設置した。

光「さてと・・・。」

 光は屋根に登り巨大なソーラーパネルを2枚『作成』し設置した。先ずは雨の日の為に蓄電池を取り付け、家の中に配線を通した。コンセントも『作成』して設置する。電灯は可能なかぎり蠟燭の明かりに色を合わせたものを選んだ以外は日本から持ってきた家電をコンセント繋げた。一先ず日本から『転送』した大きめの業務用の冷蔵庫の電源を入れ蓄電池に電力が貯まるまでとりあえず街の中で食料を中心に買い物を行う事にした。埋め込んだソーラーパネルに合わせて屋根の色は黒に塗って蓄電池は木箱に隠す、これで目立つことはないだろう。
 市場で新しく仕入れた食料を冷蔵庫に詰め込むと、元々冷蔵庫に入っていた食料の鮮度等を確かめた。明日使えば何とかなるものも含め全て大丈夫そうだ。
 さあ、光の本格的な「特に何もしない異世界生活」の始まりだ。

光「さて、これから本格的な異世界生活の始まりだ、やるぞー!」

 次の日、今日から新居での新生活の始まりだ。光は朝イチのモーニングルーティンの1つにしている朝シャンを済ませ洗濯機を回し、IHクッキングヒーターでハムエッグを作りオーブントースターでイングリッシュマフィンを焼くことにした。香ばしい香りが部屋を包む。因みに光はパン類はカリカリサクサクと音がするまでしっかり焼く派だ。
 一先ず今朝のニュースを確認する事にした、昨日家電を設置した時に調べたのだが奇跡的にテレビ放送は受信できるらしく、光は助かっていた。
光は朝のニュースを確認する事にした、ただ日本の放送を受信しているのだ、日本のニュースが当然の様に流れる。そう言えばここの人間は情報をどうやって共有しているのだろうか。新聞・・・、的なものがあるのだろうか。

光「そう言えば昨日掲示板を見かけたような気がするな・・・。」

 とりあえず服を着替えて街の掲示板を見に行くことにした。
 さて朝ごはんのハムエッグを取ろう・・・、とした瞬間。

新聞屋「おざーす、新聞屋でーす、新聞取ってますかー?」
光「あっっっっっつつつつつつ!!!!」
新聞屋「あっ、ごめんなさい、大丈夫ですか?」
光「あ、いや、大丈夫です・・・、ただハムエッグが・・・。」

 光は新聞屋の足元を指差した。ハムエッグがぐちゃぐちゃだ。新聞屋は気まずくなり頭を数回搔いた。数秒考えた後、光に提案した。

新聞屋「あの・・・、僕作っていいですか?この家、最後なんで・・・。」
光「えっ?!」

 新聞屋は冷蔵庫の中身を確認し、ハムエッグを作り直し始めその横で鍋に火をかけた。床にぶちまけたハムエッグを片付け新しく焼けたハムエッグを皿に盛りイングリッシュマフィンを横に添え、鍋に固形コンソメと刻んだキャベツとソーセージを入れた。光はハムエッグを1口食べると思わず・・・。

光「美味しい・・・。」
新聞屋「お口に合いましたか、ではコンソメスープを・・・。」

 そう告げると鍋敷きを置きコンソメスープが並々入った鍋を置いた。新聞屋が器に移そうとしたらその腕を掴み光は目を大きく開いて告白した。

光「鍋ごと下さい、普段隠しているのですが実は私・・・、大食いなんです!!」

 
 

 
後書き
 光の意外な一面。 
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