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レーヴァティン

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最終話 世界を見守ることをその二

「いいな」
「それじゃあな、まずはな」
「飯を食うか」
「そうしような」
「白い飯にだ」
 英雄はその飯の話もした。
「卵焼きに味噌汁、漬けものがある」
「まさに日本の朝食だな」
「それでいいな」
「最高だよ、ただパンも食ってるよな」
「麦のものもか」
「そっちもな」
「当然だ、白米は美味いが」
 それでもとだ、英雄は久志に強い声で答えた。
「戦の時も気を付けていたが」
「白米ばかり食ってるとな」
「脚気になる」 
 この病にというのだ。
「だからな」
「そこは気を付けているな」
「あれは怖い病だ」
「下手したら死ぬからな」
「足がむくんで動けなくなりな」
 そして心臓も停まってしまうのだ。
「だからだ」
「ちゃんと気を付けてるか」
「麦のものや肉もだ」
 こうしたものもというのだ。
「食っている」
「民達もだな」
「そうだ」
 一言で答えた。
「やはりな」
「栄養は大事だな」
「偏るとだ」
「脚気にもなるしな」
「他の病気にもだ」
 英雄はこうも言った。
「なってしまう」
「そうだよな」
「だがムーではな」
「主食が白い飯だからか」
「どうしてもだ」
「脚気が問題だな」
「そればかり食うとだ」
 白米ばかりというのだ。
「どうしてもだ」
「脚気になるからな」
「だからだ」
 それ故にというのだ、英雄は民達の健康のことを考えてそのうえで久志に対してこんなことを話した。
「俺もだ」
「白いご飯を食うならか」
「それならだ」
 まさにというのだ。
「麦も食わしてな」
「そうしてだな」
「肉等もな」
「食わしてるんだな」
「そうしている」
「さもないとな」
「本当に脚気になるからな」
 それ故にというのだ。
「戦の時でもだ」
「普段でもだな」
「そうしている、これもだ」
「政だな」
「そうだ、あと最近はだ」
「最近?」
「牛乳の生産が軌道に乗った」
 そうなったというのだ。
「そうなったからな」
「民に牛乳もか」
「飲ませてだ」
 そうしてというのだ。 
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