| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

新ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二千四百四十二話  普通に見える背ビレ

第二千四百四十二話  普通に見える背ビレ
 中国は海を見て眉を顰めさせました。
「飲んでいる以前の問題あるな」
「ああ、鮫いるね」
 フィリピンはスマートフォンでその海を撮影しつつ言いました。
「しっかりとね」
「クリスマスに鮫あるか」
「いや、東南アジアでも普通だからね」
「熱帯だけあってあるな」
「そうだよ」
「まあかく言う僕も海南だとそうあるな」
「フロリダでもそうだな」
 アメリカも言います。
「冬でも鮫出るぞ」
「そうだよね、アメリカさんにしても」
「だから迂闊に出たら危ないぞ」
 クリスマスでもです。
「実際は鮫に襲われるケースは少ないけれどな」
「飲んでいるしね」
 フィリピンにしてもです。
「入らないでいようね」
「鮫を見るクリスマスも一興でごわすよ」 
 今も豪快に笑って言うオーストラリアでした、雪は降らずビーチの向こうにある背ビレを見ながらまた飲みました。


第二千四百四十二話   完


                    2023・1・14 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧