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夢幻水滸伝

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第二百六十七話 徐州に向けてその一

                第二百六十七話  徐州に向けて
 羅は泰山での施達との会談と宴の後仲間達と共に北京に戻った、するとすぐに仲間達に対して話した。
「ほな今からや」
「何時戦をするか決めたしな」
 魯が応えた。
「ほなな」
「そや、戦の用意に入るで」
「そうするな」
「兵は二百四十万でな」
 それだけの兵を動員しというのだ。
「兵器はな」
「最新鋭のものをやな」
「持って行けるだけな」
 それだけというのだ。
「持って行くで」
「空船もやな」
「勿論や、モンゴルや枢軸との国境も気になるが」
「そちらには兵を置きますね」
「最低限のな、モンゴルとは幸い友好関係を築けてる」
 屈に話した。
「有り難いことにな」
「左様ですね」
「そやからな」
 それだけにというのだ。
「モンゴルの方には国境警備位でな」
「問題は枢軸ですね」
「油断したら攻めて来かねんからな」
 だからだというのだ。
「あっちにはな」
「確かな兵を置きますね」
「こっちの兵はおおよそ三百二十万やが」
 それだけの兵がいるがというのだ。
「二百四十万を決戦に動員し」
「そしてですね」
 陳が応えた。
「残り八十万をですね」
「どうするかやが」
「枢軸との境には」
「六十万を置いてな」
 そうしてというのだ。
「備えにする、そしてな」
「残りは二十万ですが」
「備えにする、そしてな」
 そのうえでというのだ。
「要所に配してや」
「守りとしますね」
「そや、そしてな」
 羅はさらに話した。
「その八十万の装備も気は抜かんが」
「それでもですね」
「やっぱりな、決戦にな」
 そちらにというのだ。
「多くの兵器をや」
「持って行きますね」
「大砲に空船、それに銃や剣もな」
 こうしたものもというのだ。
「全部や」
「ええもんを持って行きますね」
「鉄の装備やない」
 それではなくというのだ。
「鋼鉄のや」
「装備にしてますし」
「それでいくで、まあ装備の質は統一してるさかいな」
「今我々の兵は全て鋼鉄の装備です」
 このことは呉が言ってきた。
「もう鉄はないので」
「そやからな」
「もうそちらはですね」
「ないが念の為にな」
「言われたのですね」
「そや、そしてな」
 羅は言葉を続けた。
「後はな」
「警察ですね」
「そや」
 呉にそうだと頷いた。 
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