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進めサンタ軍団

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第二章

 自分が受け持っている子供達にプレゼントを配っていった、その中には神社やお寺の子供達もいたが。
「気にしないことだね」
「僕達キリスト教だけれど」
「世界中の子供達に配るから」
「そうするから」
「そうじゃ、もうな」
 それこそとだ、サンタはトナカイ達に移動する中で話した。
「宗教の問題でなくな」
「子供達がどうかだね」
「宗教は気にしない」
「僕達がプレゼントするのは子供達だから」
「気にしないことだね」
「そうじゃ、だから世界中の子供達にな」
 夜の京都の五重の塔を見ながら話した。
「プレゼントをするのじゃよ」
「そうだね」
「どんな宗教でも構わない」
「子供達ならね」
「誰でもプレゼントをあげてね」
「幸せにしようぞ」
 こう言ってだった。
 サンタは自分が受け持っている子供達全てにプレゼントをした、それが終わると意気揚々とフィンランドに帰った。
 フィンランドの森に続々とサンタ達が戻って来る、それはさながら艦載機が空母に戻って来る様であった。
 サンタ達は戻るとトナカイ達を橇から解放してだった。
 自分達はサウナに入った、そしてサウナの中で語り合うのだった。
「今年もやったな」
「うむ、世界の子供達にプレゼントしたぞ」
「全員に配ったぞ」
「わし等は仕事を果たした」
「世界中に幸せを配ったぞ」
「その後のサウナは格別じゃな」
 彼等はサウナで汗をかきつつ話した。
「何といっても」
「全くじゃ」
「普段からサウナはいいがな」
「クリスマスのサウナは最高じゃ」
「大仕事を終えた後のサウナはな」
「何よりもよいわ」
「それでじゃ」 
 サンタ達はさらに話した。
「このサウナの後はな」
「うむ、ワインじゃ」
「それにケーキじゃ」
「ご馳走もあるぞ」
「皆で飲んで食ってじゃ」
「クリスマスパーティーじゃ」
「わし等もじゃ」
 サンタ達もというのだ。
「仕事が終わるとな」
「そうじゃ、パーティーじゃ」
「それを楽しまんとのう」
「わし等もな」
「サンタもクリスマスを楽しむ」
「そうせんとな」
「パーティーも含めて」 
 こう話すのだった。
「折角のクリスマスじゃ」
「楽しまんでどうする」
「クリスマスはプレゼントだけではない」
「楽しむものでもあるぞ」
「だからサウナの後はな」
「パーティーじゃ」
 笑顔で話した、だが。
 ここでだ、サンタの一人がこんなことを言った。
「しかしな」
「しかし?」
「どうしたのじゃ?」
「何かあったか?」
「いや、カップルで楽しむのはいいが」
 このサンタはクリスマスの中でのデートの話をした。
「それに嫉妬する者もおるのう」
「ああ、もてないでな」
「クリスマスを一人で過ごしてな」
「それでじゃな」
「クルシミマスとか言ってな」
「この日やたら起こる若者がおるのう」
「特に男でな」
「あれはよくないのう」
 嫉妬に狂う独り身の者達を見て言うのだった。 
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