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八条学園騒動記

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第六百七十九話 調理に入りその十三

「駄目だったっていうから」
「そうよね」
「だからね」
 それでというのだ。
「イギリスのお料理はね」
「文句なしにまずいのね」
「そうみたいだよ」
「そうなのね」
「そのイギリスの植民地だったけれど」
 シッドも食べつつ言う、三人の中で一番食欲旺盛な感じである。
「アメリカはああで」
「アメリカ料理それなりに有名よ」
「それでオーストラリアはね」
「ああよね」
「ワイルドでね」 
 今話した様にというのだ。
「あれはあれでだよ」
「人気があるわね」
「うん、けれどね」
 それでもというのだ。
「我が国は」
「まずいと言われて」
 そしてというのだ。
「そうじゃないと注目されない」
「そうよね」
「それをね」
 まさにというのだ。
「何とかして」
「そしてね」
「まずはお料理から」
「カナダ人百億が力を合わせて」 
 そのうえでというのだ。
「お料理から目指すのよ」
「目立つことを」
「せめてオーストラリア料理並に目立って」
 そうなってというのだ。
「それでね」
「そのうえでなんだ」
「他のこともで」
「目立っていくんだ」
「アメリカみたいにとは言わないけれど」
 それでもというのだ。
「連合の他の沢山の国みたいにね」
「目立つことなんだ」
「やれば出来るよ」
 メアリーは赤ワインを飲んでから強い声で語った。
「まさに」
「それはそうだね」
「何でもね」
 それこそというのだ。
「現にこうしてね」
「カルボナーラも出来たね」
「それも美味しく」
「僕達だって出来る」
「カナダ人だって」
「もまさに為せば成るよ」
 メアリーは強い声で語った。
「だったらこれからね」
「チェンネル立ち上げて」
「それでだね」
「カナダのお料理としてづ画を上げていく」
「そうしていくんだね」
「そうするわ、百億いたら」
 メアリーは強い声で語った。
「幾ら大国としては人口が少なくても」
「それでもだよね」
「百億ってやっぱり結構な数だよ」
「その数で主張したら」
「大きいね」
「目立つ国になるには」 
 まさにその為にはというのだ。
「その為のね」
「努力をする」
「僕達も」
「そうすることよ、じゃあ今は食べていきましょう」 
 このカルボナーラをと言ってだった。
 メアリーはフォークとスプーンを使って食べていった、そしてワインも飲みつつ食事を楽しんでいった。


調理に入り   完


                 2022・8・9 
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