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八条学園騒動記

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第六百七十九話 調理に入りその六

「下品で迷惑かけるなら」
「駄目だね」
「野蛮というか野生もね」
 こうした要素もというのだ。
「人間必要な時もあるから」
「ワイルドだね」
「そう、それもね」
 メアリーはシッドに答えた。
「時として」
「あっていいんだね」
「ええ、けれど短気で無教養で下品なら」
 そうであるならというのだ。
「やっぱりね」
「それじゃあね」
「最低よ」 
 こう言うのだった。
「本当にね」
「それで食べもの投げるとか」 
 トムはこうした行為の話もした。
「するね」
「もうそんなことしたらね」
「最低だよね」
「言語道断よ」
 メアリーは言い切った。
「それこそ何があってもよ」
「したらいけないね」
「食べものを粗末にすることは」
「エウロパ貴族の行いだよ」
「何でも無駄にしない」
 即ちリサイクルはというのだ。
「連合じゃね」
「絶対のことだね」
「だからね」
 それでというのだ。
「そんなことはね」
「したらいけないね」
「ましてやちゃぶ台をひっくり返すことは」 
 某野球漫画の主人公の父親の行為である、この漫画もこの時代にも残り所属チームを替えて連載している。タイトルもあの禍々しさに満ちた巨人という名前ではなくなっている。
「外道の行いよ」
「あの糞親父ならではの行いだね」
「そう、息子をいじめる為に何だってする」
「そうした奴がすることだね」
「食べものを粗末にすることは」
 その主人公の父親の様にというのだ。
「さっきの野蛮人とね」
「同じだね」
「お料理を投げることも駄目で」
 絶対にというのだ。
「それでちゃぶ台ひっくり返すことも」
「駄目だね」
「あとあれだね」
 シッドもそうした話をした。
「豪勢なご馳走物凄くテーブルの上に置いて」
「それ何の漫画?」
 メアリーは最初わからなかった、その間ソースを作ってパスタの茹で具合は従弟達に任せていてのことだ。 
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