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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百三十四話 無限の死闘その十九

 氷室は変身に入り他のライダー達もそうした、どの者も自分が変身出来るそれぞれの最強フォームになった。
 そうして戦いに入るが。
 地上から攻撃を受けてだ、林檎は空を飛びつつ言った。
「ライダーの人達の言う通りね」
「ええ、強いわ」
 水花が応えた。
「それもかなりね」
「空への攻撃も正確ですね」
 栗は攻撃をかろうじてかわした林檎を気遣いつつ話した。
「それも幾つも出してきます」
「空から攻めても厳しいから」
 花梨も語った。
「無謀な攻撃は禁物ね」
「慎重にかつ連携して攻めないとです」
 マッドローグは四人のところに来て話した。
「用意にはです」
「勝てないのね」
「そうした相手です」
 林檎に答えた。
「到底」
「わかったわ。それじゃあ」
「私が軸にならせてもらいますので」
 マッドローグは攻め方の話をした。
「援護をお願いします」
「わかったわ、ではね」
「空からですね」
「五人で攻めるんですね」
「貴方を軸として」
「そうしていきましょう」
 こう話してだった。
 戦士達は空からも攻めた、そして。
 激しい攻防の中でだ、幻鬼は言った。
「バラのタトゥの女は一条さんの狙撃で倒れていますね」
「そういえばそうだったな」
 鉄鬼は盟友である彼の言葉に頷いた。
「最初は」
「そうだ、つまりだ」
「あの女は遠距離攻撃にはか」
「比較的弱い筈だ、倒せずともだ」
「大きな一撃になるか」
「若しくは攻撃をかわさせてな」
 そうしてというのだ。
「そこに隙を生み出せる、そこにだ」
「攻撃を仕掛けるか」
「そうすればいい」
「なら私が式神を出します」
 清明が応えた。
「鳥のそれを飛ばして」
「攻撃をしてくれますか」
「それが当たらずともです」
 こう幻鬼に話した。
「隙が出来ればです」
「ライダーの人が何とかしてくれますね」
「その筈です、では行きます」
 幻鬼に応えてあった。
 清明は鳥の式神を放った、それはバラのタトゥの女に迫るが。
 バラのタトゥの女は何なくかわした、だがそこに全神経を集中させたせいで。 
 幻鬼の読み通り隙が生じた、そして。
 今度は清明の読みが当たってだった。
 ライダー達はその隙を逃さず一斉に攻撃を浴びせた、それでだった。
 攻撃を受けた後バラのタトゥの女はよろめき言った。
「これでだ」
「終わりか」
「この度はな」
 女はビルトに答えた。
「そうなった」
「そうか、それじゃあな」
「去ろう」
 ビルドにこうも告げた。
「そして機会があればだな」
「まただな」
「ゲゲルの時間を過ごす」
 こう言ってだった。
 バラのタトゥの女も倒れた、また一つ戦いが終わった。だがまだ戦いは続くのだった。


第五百三十四話   完


                  2022・9・1 
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