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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百三十一話 奇巌山へその一

                第五百三十一話  奇巌山へ
 一連のスサノオとのそれぞれの世界を巡る戦いに参加していた全てのライダー達が集結した、そこでだった。
 五代は仲間達に明るく言った。
「次で終わるからね」
「そうみたいですね」
 一夏が応えた。
「長い戦いでしたが」
「これでね」
「終わるんですね」
「そうなるよ」
 五代は明るい笑顔で話した。
「今まで大変だったけれどね」
「そう思うと感慨がありますね」
「そうだよね」
「最後なのはいいけれどな」
 リムルが腕を組んで言ってきた。
「しかしだ」
「どうかしましたか?」
「いや、最後だとな」
 リムルは紫苑に応えてさらに話した。
「スサノオもこれまで以上の戦力を出してくるな」
「そう言われますと」
 紫苑も否定しなかった。
「あいつならそうしますね」
「だろ?楽しむ奴だからな」
「最後ならですね」
「もうとんでもない位のな」
「戦力を出してきますね」
「そうしてくるだろうな」
「考えてみればすぐに察しがつく」
 クロノワールも言ってきた。
「これまで敵の大幹部クラスは出て来ておらん」
「そうでしたね、ずっと」
 竜神智恵が応えた。
「スサノオはずっと大幹部クラスは出してきてないです」
「あ奴は楽しみたいだけだからのう」
「大幹部クラスを出すことをですね」
「これまではな」
「最後の最後にですか」
「取っておいたのじゃ」
「そのまま出さなくてもいいわ」
 エマ=ブロンソンは面白くなさそうに述べた。
「このままね」
「その通りだね、けれどスサノオは我儘だからね」
 シャーク鮫島が応えた。
「それでだよ」
「そうしてきますか」
「うん、最後のお楽しみに取っておいたから」
 大幹部クラスの者達を出すことをだ。
「もうね」
「ここで出しますか」
「僕もそう思うよ」
 まさにというのだ。
「絶対にそうだってね」
「私もそう見ています」
 アルベドも言ってきた。
「スサノオはそうした神です」
「そうじゃ、では最後に思う存分楽しませてもらおう」
 クロノワールは陽気に言った。
「ここはな」
「そうだ、最後ならだ」
 又吉は邪悪そうな笑みで言った。
「出し惜しみすることはない」
「いや、してくれ」   
 秋山がすぐに突っ込みを入れてきた。
「あんたはな」
「そうしないと駄目か」
「あんたは無茶するからな」
 真顔でこう言うのだった。
「だからな」
「心外なことだ」
「心外じゃないわよ」
 星の目をしたベアトリスが突っ込みを入れた。 
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