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新ヘタリア学園

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第二千三百五十七話  上司の人はわかっている 

第二千三百五十七話  上司の人はわかっている 
 ドイツは一次予選敗退で国民の人達の中から批判を受けてもいます、これもまたワールドカップあるあるですが。
 上司の人はドイツにそっと言いました。
「日本さんが素晴らしかった」
「それに尽きますか」
「そうだ、君を責めることはしない」
 こう言うのでした。
「安心してくれ」
「申し訳ないです」
「スポーツの常じゃないか」 
 勝敗はというのです。
「卑怯な真似をして勝つ方が駄目だ」
「それは絶対ですね」
「君は正々堂々と戦った」
 このことは明らかです。
「それならだ」
「また次ですか」
「頑張ってくれ、そして今はな」
「日本をですね」
「彼等の健闘を讃えよう」
「そうしてくれますか」
 ドイツの上司の人はこう言って素直に日本を称賛しました、流石にマスコミの人達とは全く違います。


第二千三百五十七話   完


                   2022・12・3
 
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