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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百二十七話 厳島の奮闘その十三

「いつも通り全力でよ」
「戦わないとね」
 密裏の顔が真剣なものになった、そのうえでの言葉だった。
「やっぱり」
「はい、その時はです」
 如月カレンはステージから戻ってきて言ってきた。
「私達全員の力を合わせて」
「ステージの方もね」
「やっていきます」
「そうしていきましょう」
「必ず」
「準備は常に出来ているよ」
 江戸川はその糸の様な目で戦局を見つつ述べた。
「この後方もね、それで朝日君達いいかな」
「何でしょうか」
「悪いけれど戦場に戻るの早めてくれるかな」
 こう言うのだった。
「ちょっとバグスターの数が増えてきてね」
「だからですか」
「君達五人が十分早く戦場に出たらね」
 そうすればというのだ。
「確実にだよ」
「凌げますか」
「十分だけね」 
 それだけというのだ。
「早く出てくれるかな」
「わかりました」
 朝日は江戸川のその言葉に頷いて応えた。
「乱歩さんがそう言われるなら」
「宜しくね」
「正直言って今は一番過酷ですね」
 砕城雷は江戸川の横で彼に言ってきた。
「いよいよ敵の数が減ってくるにしても」
「うん、今がね」
「敵の数が最も多いので」
「だからだよ」
 江戸川は雷にも話した。
「僕達はね」
「ここはですね」
「しっかりとね」 
「踏ん張るところですね」
「だからね」 
 それでというのだ。
「まずはだよ」
「ここはですね」
「朝日君達には戦場に来てもらって」
 そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「戦うことですね」
「そう、そしてね」
 そのうえでというのだ。
「バグスターを倒してもらうよ、最右翼にね」
「バグスターが来ますか」
「だから君達にはそっちに向かってもらうよ」
 朝日達に貌を向けて告げた。
「いいね」
「はい、じゃあ今は休ませてもらいます」
 星野は江戸川に応えた。
「そして少しでもです」
「体力を回復させるんだ」
「そうします」
「私達も何とかです」 
 黒崎はこう語った。
「戦えるだけの超能力が備わりましたが」
「うん、その力でね」
「戦うことですね」
「今はね」
 江戸川は黒崎にも話した。
「十分早くでいいからね」
「十分が、ですね」
「勝敗の分かれ目なんですね」
 白鳥海斗と大地の兄弟もわかった。
「だからこそですね」
「僕達も行くことですね」
「そうだよ、その十分で君達が出てくれたら」
 そうしたらというのだ。 
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