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子犬からのプレゼント

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第二章

「毎日なのよ」
「こうしてなのね」
「プレゼントをね」
「してくれるの」
「そうなの」
 こうレイチェルに話した。
「この子は」
「いい子ね」
「とてもね、だからね」
 優しい目でさらに話した。
「いつも嬉しいとね」
「思ってるのね」
「そうなのね、実はね」
「実は?」
「私南アフリカから来たけれど」
 自分のことを話してだった。
 ガンナーのことも話した、するとだった。
「同じね」
「そうでしょ」
「ええ、この子とね」
「ワン」
 オラワンはここで鳴いたトゥアプーを見つつ応えた。
「いい子ね」
「とてもね」
「そうした子こそね」
「幸せにならないとね」
「それでその子はなって」
「その子もよね」
「そう思ったわ、それじゃあ」
 是非にという言葉だった。
「私もね」
「ご飯をあげて」
「毎日ね」
「それで幸せにするわね」
「ええ」
 その通りだと答えた。
「そうするわ」
「そうしてあげてね」
「誰もが幸せになるべきで」
「いい子ならね」
「絶対よね」
「そうよね」
 レイチェルもそれはと頷いた。
「本当に」
「ではこれからも」
「お互いに頑張っていきましょう」
「南アフリカとタイでね」
 二人で笑顔で話した、レイチェルにとってはこのことだけでもいい旅行になった。それで帰国しても実に快く犬達を助ける活動を行えた。


子犬からのプレゼント   完


                  2022・11・25 
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