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アイドルの曲からアニソンへ

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第一章

               アイドルの曲からアニソンへ
 草地満里奈はとあるアイドルグループに所属していた、そこではそれなりにファンもついていて写真集を出したりもしていた。
 人気もあったが卒業が決まってマネージャーの遠井歩と相談した。
「卒業してからの活動ですが」
「それよね」 
 歩は満里奈に応えた、満里奈は黒い髪の毛を長く清楚な感じにしていて楚々とした感じの目とピンクの薄い唇を持っている。色白で形のいい鼻とすっきりした頬を持っている。背は一五八程で服のs田のスタイルは写真集でも脱いだら凄いと評判だ。尚二十一歳である。
 その彼女にだ、歩黒髪をショートにしていて長身で細い目に男性的な体格の彼女は言った。顔立ちも男性的である。
「満里奈ちゃんスタイルいいけれど」
「じゃあグラビアですか」
「いや、それよりもね」
 歩は満里奈にどうかという顔で話した。
「歌上手で声も奇麗だから」
「それで、ですか」
「歌手でいく?」
 こう言うのだった。
「これからは」
「歌手ですか」
「ええ、ドラマやバラエティはね」
 歩は満里奈がグループ卒業前にしていた仕事の話もした。
「満里奈ちゃん得意じゃないでしょ」
「どっちも何か」
「そうでしょ、実際どっちも評判今一つだったし」
「卒業してからはですか」
「そうしたお仕事は避けて」 
 そうしてというのだ。
「歌手でよ」
「やっていくんですか」
「どうかしら」
「私の歌は評判いいですね」
「グループでも屈指だったでしょ」
「よく言われました」
「だったらね」
 それならというのだ。
「もうね」
「卒業したら」
「そう、歌をメインにやっていきましょう」
「じゃあ歌のレッスンしていきますね」
「そうするわ、ただね」 
 ここでだ、歩は。
 今話をしている肉バルの個室の中でだ、腕を組んで向かい合って座っている満里奈に対して話した。
「これまでのアイドルのポップスじゃなくて」
「他のジャンルですか」
「それ歌っていきましょう」
「じゃあロックとかバラードとか」
「歌のジャンルはね、ただね」
「ただ?」
「実は知り合いにアニメの音響の人いるから」
 ここでこう満里奈に話した。
「その人に満里奈ちゃん紹介するから」
「アニメのですか」
「ええ、それでアニメやゲームの歌をね」
「歌っていくんですか」
「どうかしら」
 満里奈に考える顔で問うた。 
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