八条学園騒動記

「あの探偵はどうなるかだな」
「破滅するにしてもだな」
「どういった破滅の仕方になるか」
　それがというのだ。
「気になるな」
「それは見ていってのだ」
　それでというのだ。
「お楽しみだ」
「そうなるか」
「だからな」
　タムタムはさらに話した。
「セーラの攻撃をな」
「今の俺達はな」
「見ているだけね」
「そうだ、セーラは任せて欲しいと言ったしな」
　フックとラビニアに話した。
「だからな」
「俺達はな」
「見守るだけね」
「余計なことはするな」
　絶対にというのだ。
「それはだ」
「守らないとな」
「絶対にね」
「変な口出しや行動はな」
　そうしたことはというのだ。
「失敗の元だ」
「そうなんだよな」
「そうしたことをしたらね」
　二人もそれはと頷いた。
「成功するお仕事もね」
「失敗するな」
「そうよね」
「簡単なことでもな」
「スポーツでもそうだな」
　タムタムも言ってきた。
「フロントが口出しするとな」
「失敗するな」
「負けるわね」
「幾ら戦力があってもな」
「素人が変なこと言ったらね」
　そうしたことをすればというのだ。
「本当にね」
「どんな超巨大戦力でも負けるな」
「戦争だってそうね」
「君命と言えども従わずとあるな」
「それだ、どんな立場でもな」
　チームのオーナーでも君主つまり国家元首でもというのだ。
「現場実際にやる人のやることに口出しするとな」
「いいことはないな」
「全くね」
「それこそだ」
　まさにというのだ。
「失敗の元でだ」
「俺達もしない」
「絶対にね」
「そうしないとな」
　さもないと、というのだ。
「本当にな」
「今回も失敗するな」
「そうなるわね」
「セーラがやることでもな」
　超人と言っていい彼女がだ。
「それでもな」
「そうだな、じゃあな」
「私達の手から離れたし」
「見ていような」
「何もしないでね」
「そしていくぞ」
　こう言ってだった。