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新ヘタリア学園

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第二千百七十四話  デザートへ

第二千百七十四話  デザートへ
 鰻丼を食べ終えると大阪はいよいよという感じで言いました。
「ほな法善寺横丁行きましょか」
「この流れだとあそこしかないな」
 アメリカも笑顔で応えます。
「じゃあ行くぞ」
「そうしましょな」
「あそこもいいよな」
「風情がありますさかい」
「織田作さんはあそこも歩いていたある」
 中国はかつてのことを言いました。
「そうだったある」
「そうだったんですわ」
「着流しにマントで帽子あるな」
「あの恰好今思うと粋ですわ」
「あんな恰好で街歩いたら最高にお洒落だぞ」
 アメリカはこうも言いました。
「まさに昔の日本のダンディズムだな」
「アニメの狸が落語やる作品でも出ているあるが」
 そうした服装はとです、中国は言いました。
「あれは大正あるからな」
「織田作さんが生きてた時代ですけどちょっとちゃいます」
 織田作さんは主に戦前戦中そして戦後の少しの間に活躍した人です、大正の頃はまだお子さんでした。


第二千百七十四話   完


                2022・10・22
 
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