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オズのボームさん

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第三幕その六

 皆でお昼ご飯を食べて最後はデザートにフルーツを楽しみました、そして暫く休憩を摂りますがその時に。
 ボームさんはドロシーとチェスをしつつこんなことを言いました。
「こうしてチェスをしても」
「いいわよね」
「ボードゲームをしてもね」
 そうしてもというのです。
「楽しめるね」
「そうよね」
「うん、チェス以外のね」
「ボードゲームは好きよね、ボームさん」
「一緒に楽しめるからね」 
 だからだというのです。
「好きだよ」
「そうよね」
「僕が楽しんでね」
 そうしてというのです。
「相手の人も楽しむ」
「だからよね」
「好きよね」
「そうだよ、だからまたお仕事をするまでは」
「チェスをしてね」
「楽しもう」
「それではね」
「一時になったらまたお仕事だけれど」
 オズマもくつろぎながら言います、皆図書館のロビーでそうしています。
「それまではね」
「こうしてだね」
「遊んで休んでね」
 そうしてというのです。
「楽しみましょう」
「そうだね」
「そしてね」 
 オズマはさらに言いました。
「ほっとするのよ」
「食べた後はね」
「そう、だからね」
「一時まではだね」
「休憩時間を摂って」
 その中で休んだり遊んだりしてというのです。
「そうしてね」
「英気を養うんだね」
「そうよ、ではね」
「うん、一時まではだね」
「皆休んでね、三時になったらおやつよ」
 このこともお話してでした。
 オズマは自分が率先して休みました、ゆっくりと読書をしました。そして一時になると皆また整頓やお掃除に励みますが。
 その中で、です。つぎはぎ娘は天井を見て言いました。
「天井も汚れてるわね」
「そうね、見ればね」 
 ガラスの猫もつぎはぎ娘と一緒に天井を見上げて応えました。
「天井もね」
「それじゃあ天井も奇麗にする?」
「そうした方がいいわね」
「そうだね」
 ボームさんは二人の言葉に頷きました。
「では宙に浮かんでね」
「そうしてよね」
「天井のお掃除もするわね」
「そうしよう、これからね」
「そうね、ただね」
 ここでガラスの猫はこう言いました。
「私達は女の子多いでしょ」
「そう、そして皆スカート穿いてるね」
「スカートの中が見えるとよくないわ」
「それは絶対だね」
「そこはどうしようかしら」
「それは簡単だよ」 
 神宝が笑顔で、です。ガラスの猫に答えました。
「ズボンを穿けばいいんだよ」
「スカートの下になのね」
「そうしたらね」 
 それでというのです。 
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