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新ヘタリア学園

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第二千百四十話  日本語の文章を読んでも

第二千百四十話  日本語の文章を読んでも
 アメリカは首を傾げさせて大阪に言いました。
「英語訳した文章じゃなくてもだぞ」
「日本語の川端さんの原文でもですか」
「何処に君のカラーがあるんだい?」
「わてが読んでも感じません」
「伊豆の踊子や雪国だけじゃないある」
 中国も真剣に言います。
「温泉宿も花のワルツもある」
「全然わてのカラーがないです」
「大阪出身の人も多いけれどな」
 イギリスは眉を顰めさせています。
「やっぱり大阪の色ってな」
「出ますわ」
「ああ、お前のとこに住むだけでもな」
 他の都道府県から来た人達がです。
「お前に馴染むだろ」
「はい、東京生まれやった田淵さんもでして」
「アメリカ出身のオマリーさんさえな、それでもだよ」
 イギリスはあらためて言いました。
「川端さんは何処にも大阪カラーないな」
「まだクランプさんの方がありますわ」
 この人達は東京を主に書いてますが元々関西出身です、ですから関西弁や阪神共和国も出ます。ですが川端さんには全く、なのです。


第二千百四十話   完


                  2022・10・5 
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