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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる‼~

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第八十八話 断罪王Z 対 断罪神O〈オフェンダー〉‼いいか?この世界に頭がいい人間なんて一人もいねぇんだよ!この世界にいるのは自分のことを頭がいいと思ってるバ●と、自分のことをバ●だと思ってるバ●だけだ‼

第八十八話 断罪王Z 対 断罪神O〈オフェンダー〉‼いいか?この世界に頭がいい人間なんて一人もいねぇんだよ!この世界にいるのは自分のことを頭がいいと思ってるバ●と、自分のことをバ●だと思ってるバ●だけだ‼
俺は狂気と終末に満ちた世界を行き先も決めずに歩き続ける。
そして、この世界と狂気と終末へと導いたのはこの俺だ。
俺の目の前に着物と黒髪が特徴的な一人の女が現れる。
「私は『犯罪者』を司る断罪神O〈オフェンダー〉」
「お前、神になるために俺を殺しにきたんだろ?お前、神になって何がしたいんだよ?」
「私はあなたを殺して神になり、死んでしまった息子を生き返らせる」
「お前、自分の息子が死んだとき、悲しかったか?」
「そんなのあたりまえじゃない!自分の息子が死んで悲しくない親なんてどこにもいないわ!」
「自分の息子に死なれて悲しいならさ、なんで子供なんて作ったんだよ?」
「なにがいいたいの?」
「だからさ、自分の子供に死んでほしくないならさ、子供なんて作らなきゃいいじゃん。だってあんた子供作るまでにさ、殺人事件とか、自然災害とか、交通事故とかでさ、死んじゃった子供がいることぐらい、ニュース見てればわかるじゃん。殺人事件とか、自然災害とか、交通事故とかが起きてる世界に自分の子供を作ればさ、自分の子供もそれに巻き込まれる可能性が少しはあることぐらいわかるじゃん」
「でも、でも...まさか自分の息子が殺人事件で死ぬなんて思わないじゃないですか!」
「だからさ、そもそも、その発想が甘いんじゃないの?正直、殺人事件とか自然災害とか交通事故に巻き込まれなくてもさ、人間いつか寿命か病気で死ぬんだからさ、どうせいつか死ぬことが決まってる人間という生き物をセッ●スして増やすとかさ、子供に死んでほしくないっていうのはさ、はっきり言ってあんたの自分勝手なわがままなんだよ」
「じゃあ...私の息子が殺人事件で死んでしまったのは、犯人のせいじゃなくて、殺人事件が起きている世界で子供を作った私のせいだっていうの!」
「その通り!じゃあ、あんた、殺人事件が起きている世界に産まれてきたいか?」
「そ、それは...!」
「つまり、ニュースを見て殺人事件で人が死んでいるのは知っているけど、自分の息子は絶対に殺人事件に巻き込まれないっていう発想があんたの息子を殺したんだよ。つまり、あんたの息子が死んだのは犯人のせいじゃない、悪いのは殺人事件が発生している世界で自分の子供を欲しがり、作って産んだあんたのせいだ!ちなみにあんたの息子殺したのは俺だ」
「ど、どういうこと...?」
「あんたの息子を殺した犯人、まだ捕まってないよね。そんでさ、俺、昔さ、自分で殺したクソガキの葬式に冷やかしで参加したことがあるんだけどさ、その時に、泣いてるあんたの顔見てたわけよ」
「それなら、ちょうどいいわ!あんたを殺せば、息子の仇も打てる!そして、死んだ息子も生き返る!一石二鳥よ‼」
「おいおい、まるで俺が悪者みたいなことを言うのはやめておくれよ」
「人殺しはどう考えても悪者よ‼」
「そもそも最初に俺に『死ね』って言ってきたのはあんたの息子なんだぜ?」
「ど、どういうこと?」
「当時、あんたの息子が同級生の女の子に暴力を振るっていじめていたからさ、俺はあんたの息子に女の子をいじめるのをやめろって言ったらさ、あんたの息子が俺に『死ね』って言ってきたんだ。つまり、俺はあんたの息子に宣戦布告されたわけよ」
「でも相手は子供よ!それに子供に大人を殺せるわけがないわ!」
「子供に殺される親とか子供を殺す子供なんてどこにでもいるさ。あんただってニュースを見ていれば、それくらい知ってるだろ?」
「でも...きっと...息子はついカッとなって、あなたに『死ね』って言ってしまっただけよ!実際、息子はあなたを殺そうとしたわけじゃないんでしょう?」
「でも俺に対して殺意があるから、あんたの息子は俺に『死ね』って言ってきたんだぜ?殺意を向けられた相手になにも抵抗せずに死ぬバカなんてこの世にいるわけねぇだろ!だから俺はあんたの息子が俺に向けた殺意から自分の命を守る為に、あんたの息子をぶっ殺した‼」
「じゃあ、私の息子はあなたに殺されても仕方がなかった...あなたはそう言いたいのね」「ああ、そうだよ。だから俺は『暴力』であんたの息子を殺した!」
「でも、いくらなんでも殺すのはあまりにもひどすぎるわ!死んでしまった命はもう、二度と帰ってこないのよ!」
「俺だってわかってんだよそれぐらい。ただ、ちゃんと殺してあげないと、後でやり返しに来るだろ?だからこそ!俺はあんたの息子を殺すしかなかった」
「それでも...それでも私は死んでしまった息子を生き返らせたいのよ!」
「仮に生き返ったとしても、どうぜ俺以外の誰かに殺されたり、交通事故や自然災害で死ぬ確率はゼロじゃない!しかし、お前の息子がいずれ寿命や病気で死ぬ確率は100%だ。正直、お前の息子の立場にしてみればいい迷惑だ!せっかく死ねたのに自分勝手な親の願いのせいでもう一度死ななくちゃいけないんだからな!」
「どうして...どうしてあなたは人間が子供を作ることに対して否定的なのよ!」
「そんなの当たり前だろ、この世界で人間が増えるということは、産まれてきた人間に必要になる食料や資源も増えるってわけだ。でも、今の人類には人類全ての命を救えるだけの食料も資源もない。人間が増えれば、その裏で逆に命を失う人間も存在するってことだ!つまり、子供を作って産むってことは人殺しと同じなんだよ!」
「子供を作る人間が...人殺し...!」
「ああ。だってそうだろ!あんたの息子がこの世界で命を授かった時点で、遅かれ早かれあんたの息子が死ぬことは確定しているんだ!つまりあんたは人殺しだ!人殺しに人殺しと言われる筋合いはない!それに、いいこと教えてやるよ、仮にお前が俺を殺して、神になっても、俺がこの『断罪王Z』という『物語』に狂気の波動を放った影響で、この世界に存在する至極神も、なにもかもすべてが、いずれ崩壊し消滅する!そして、その崩壊はもうすでに始まっている‼」
「そ、そんな...じゃあ、あなたを殺して、神になって息子を生き返らせても、なんの意味もないじゃない」
「でも、せっかく俺を殺しに来たのなら、味あわせてやるよ...お前の息子も味わった、俺の『暴力』をな...‼」

次回予告 第八十九話 断罪王Z 対 断罪神O〈オフェンダー〉‼性格の悪い女は見た目がブ●でも心までブ●になるな!




 
 

 
後書き
次回もお楽しみに 
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