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ウルトラマンカイナ

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米国編 ウルトラセイバーファイト 中編

 
前書き
◇今話の登場ヒロイン

駒門琴乃(こまかどことの)
 BURK日本支部きっての女性エースパイロットであり、部下達からの信頼も厚い質実剛健な女傑。亜麻色のストレートヘアを靡かせるスタイル抜群の美女。当時23歳。
 スリーサイズはバスト108cm、ウエスト62cm、ヒップ91cm。カップサイズはL。

八木夢乃(やぎゆめの)
 かつては惑星調査隊にも参加していた、明るく快活なBURK日本支部の女性パイロットであり、浅栗色のサイドテールが特徴。当時18歳。
 スリーサイズはバスト85cm、ウエスト55cm、ヒップ81cm。カップサイズはF。
 ※原案は魚介(改)先生。

望月珠子(もちづきたまこ)
 かつては惑星調査隊にも参加していた、冷静沈着なBURK日本支部の女性パイロットであり、ショートボブの髪が特徴。ややぽっちゃりとした体型の持ち主。当時20歳。
 スリーサイズはバスト90cm、ウエスト65cm、ヒップ89cm。カップサイズはG。
 ※原案は赤犬先生。

辻凪(つじなぎ)あやめ
 都内の有名私立中学校に通っている中学生の少女であり、その巨乳故に多くの男子達から言い寄られている。漫画が趣味であり、黒のボブカットと眼鏡を掛けた愛らしい容姿の持ち主。当時14歳。
 スリーサイズはバスト89cm、ウエスト54cm、ヒップ85cm。カップサイズはF。
 ※原案はリオンテイル先生。

沢宮遊里(さわみやゆうり)
 都内の有名私立中学校に通っているあやめの同級生であり、明るく快活なギャル。溌剌とした笑顔と、金髪のサイドテールが特徴。当時14歳。
 スリーサイズはバスト85cm、ウエスト53cm、ヒップ87cm。カップサイズはE。

沢宮杏莉(さわみやあんり)
 都内の有名私立中学校に通っている遊里の妹であり、姉とは正反対のしっかり者。黒のロングヘアと、歳不相応に怜悧な美貌の持ち主。当時13歳。
 スリーサイズはバスト83cm、ウエスト51cm、ヒップ88cm。カップサイズはD。


 

 

 ――ニューヨークに迫る侵略者の影。その存在は、東京に設けられているBURK日本支部の基地にも報されていた。通信員の口から聞かされた第一報に、弘原海(わだつみ)隊長は眉を吊り上げて振り返っている。

「ハドソン川上空に宇宙怪獣だと……!? 確かなのか!」
「はい、すでに現地の戦闘機隊が出撃しているとのことです! データによると、この熱源反応は……ベムスターです!」
「ベムスターか……! アメリカ支部の物量なら、最終的にはどうとでもなるだろうが……あの基地から即応出来る第1陣の航空戦力と言えば、そのほとんどがBURKセイバーだろう。無事に持ち堪えられれば良いんだが……!」

 シャーロット博士が開発を進めている次世代戦闘機のBURKクルセイダーは、まだ量産化出来る段階ではない。そのため現在もBURKセイバーが主力戦闘機として運用されているのだが、日々強力になって行く怪獣達の脅威に対して、徐々に「力不足」な部分が見えてきてしまっているのだ。

 それでもアメリカ支部の精鋭達ならば、最後には勝つことが出来るだろう。だが、その勝利を得るまでに彼らが払う犠牲の数と重さは、決して無視出来るものではない。

(ナカヤマ……!)

 その懸念には、弘原海の個人的な感情も含まれていた。
 かつて、共にホピス星の調査にも参加していたエリー・ナカヤマ隊員が、そこに居るのだとしたら。調査隊を率いていたリーダーとして、その現実から目を背けるわけには行かなかったのである。

「弘原海隊長、現場がニューヨークだっていうのなら……そこにはエリーが居るはずです! 私達も加勢に行きましょう!」
「シルバーブルーメの時は、彼女達に駒門隊員を助けて貰ったんです……! 今度は私達が行かなくてはッ!」
「私も同じ気持ちです、隊長……! 彼女達をこのまま放っておくわけには行きません!」

 それは当然、他の隊員達にとっても同じであった。
 駒門琴乃(こまかどことの)隊員、八木夢乃(やぎゆめの)隊員、望月珠子隊員(もちづきたまこ)隊員。日本支部に属する彼女達3人は豊穣な乳房をばるんばるんと弾ませ、必死に出撃を進言している。

 仲間を想うが故に流れている焦燥の汗が、その瑞々しい柔肌をじっとりと濡らしている。弘原海に詰め寄る爆乳美女達は、安産型の桃尻をぶるんっと蠱惑的に躍動させていた。
 通信員をはじめとする周囲の男性隊員達が、その暴力的な色香に喉を鳴らす中。彼女達の願いを真摯に受け止める弘原海は、重々しく口を開く。

「……お前達の思いは分かっている。だがな、お前達の機体はいずれも修理中でまともに飛ばせる状態じゃねぇんだ。俺は助けに行けとは言えても、死にに行けと言うわけにはいかねぇんだよ」
「し、しかしッ……!」

 つい先日に起きた怪獣との戦闘で、琴乃達のBURKセイバーは激しく損傷してしまったのだ。現在はかなり修理も進んでいるのだが、それでも遠方に駆け付けることが出来るほどの段階とは言えない。

 琴乃達は己の非力さを悔やみながら、拳を振るわせることしか出来ずにいた。部下の命を重んじる弘原海の考えを理解しているからこそ、やりきれない思いを抱えるしかないのである。
 それは弘原海も同様であり、彼は部下達の友情に応えられない自分の不甲斐なさを呪うばかりであった。そんな彼らの前に――1人の青年が進み出る。

「分かりました……それなら、俺が行きます!」
嵐真(らんま)……! 無茶言ってんじゃねぇ、お前だって昨日の戦いの疲れが取れてねぇはずだろうが!」

 ウルトラアキレスこと、暁嵐真(あかつきらんま)。彼の身を案じるが故に発せられた弘原海の怒号が、この一帯に響き渡る。
 それでも若きウルトラ戦士は一歩も引き下がることなく、弘原海の鋭い眼差しと真っ向から向かい合う。その瞳からは、疲れの色など微塵も見られなくなっていた。

「それでも……今すぐ動けるのは俺だけのはずです。俺にとってもエリーさんは大切な仲間なんです、行かせてください!」
「嵐真……」
「……地球の平和だとか未来だとか、そんな大それた理由を抱えられるほど、俺は大人じゃない。それでも俺はただ、少しでもたくさんの人達に生きていて欲しいから……アキレスになったんです! シルバーブルーメの時に皆が力を貸してくれたのも、レッドキングの時にBURKセブンガーが来てくれたのも、こういう時のためでしょうッ!」

 BURKの全面的なサポートがあったからこそ、残っている余力。そのリソースを今こそ行使するべきなのだと熱弁する嵐真は、すでに19歳の青年ではなく――「戦士」の貌になっていた。

「……」

 その眼差しに宿る力強さを見た弘原海は、逡巡の果てに決意する。もうこの男を、ただの若者と見るのは止めなくてはならない。1人の戦士として、対等の戦友として見なければならないのだと。

「……分かった。だが、一つだけ命じておくぞ。何があろうと、必ず生きて帰って来い。ナカヤマのことを思うのなら、必ずだ! いいな!」
「はいッ!」
「済まない……! 頼むぞ、嵐真!」
「嵐真君、頑張れーっ!」

 仲間のためを思えばこそ、生き抜かなければならない。その厳命を帯びた嵐真は琴乃達に見守られながら、基地の外へと走り出して行く。
 そして、大空を仰ぎながらアキレスアイを天に翳し――

「デュワッ!」

 ――真紅の巨人へと「変身」するのだった。自分の戦いを支えてくれた仲間達の思いに、今こそ報いるために。

 ◇

「……はぁ」

 その頃、東京都内のとある住宅街では――眼鏡を掛けた1人の美少女が、朝から深いため息を溢していた。彼女が路上を歩む度に艶やかな黒髪が揺れ、歳不相応に発育した巨乳がぽよんと弾む。

 その通学路を静かに歩んでいる彼女の名は――辻凪(つじなぎ)あやめ。都内の有名私立中学校に通う女子中学生であり、一部の男子からは絶大な人気を博している人物だ。
 思春期を迎えて間もない中学生男子達にとって、彼女の瑞々しい肉体から漂う色香と乳房の躍動は、劇薬に等しい。告白された回数は両手の指では足りず、強引に迫られた回数はそれをさらに上回っていた。

(別に私は……誰かとそんな風に(・・・・・)なりたいなんて、考えたこともないのに……)

 そんな自分の色香に対して無自覚だったあやめにとって、その好意の数々は苦痛でしかなかったのである。

 だが、少なくともこの当時の彼女は誰とも男女の契りを交わしてはおらず、その貞操は純潔そのものであった。そんな彼女の友人である「美少女姉妹」が、不埒な男共を彼女から遠ざけていたのである。

「おっはよーあやめっ! 相変わらずのぷるるんおっぱい、堪りませんなぁっ!」
「きゃあぁっ!? も、もぉ、遊里(ゆうり)ちゃんったらぁっ!」

 その美少女姉妹の姉――沢宮遊里(さわみやゆうり)は、今日も(・・・)背後からあやめの双丘を鷲掴みにしていた。制服を押し上げる乳房を無遠慮に揉みしだかれ、あやめは思わず悲鳴を上げる。

「……おぉっ!? もしかしてあやめ、また大きくなった!? ブラ変えたでしょ!」
「だ、だってもうEでもキツいから……!」
「なんと……! 張りも柔らかさもずっしりとした重量感も全部パワーアップしてるし、道理で! これも私の日頃のおっぱいマッサージの賜物ですなぁぐへへへ……!」
「や、やぁあ……! そんなこと朝から大声で言わないでぇえ……!」

 金髪のサイドテールを軽やかに弾ませ、親友の背にむにゅりと乳房を押し当てる遊里。
 学内ヒエラルキーのトップに君臨している彼女がこうしてあやめ(の乳房)を独占しているため、男子達は迂闊に手出し出来ずにいるのだ。

 最近になってFカップに成長したのだという彼女の報告にますます高揚し、遊里は親友の乳房を厭らしい手つきで揉み続けている。
 しばしば「ギャルの皮を被ったおっさん」と揶揄されている彼女自身も、Eカップに相当するかなりの巨乳なのだが、当人はあくまであやめの乳房に執心していた。

「良いじゃないの減るもんじゃないし! ……あぁ〜っ、やっぱりこの揉み心地サイコー! こんな極上の果実、そこいらの男に渡すわけには行かないねっ! やっぱり私がこの手で守護(まも)らねば……あいだぁっ!?」

 だが、遊里にとっての至福のひと時は。背後から脳天に振り下ろされたチョップによって、敢えなく強制終了となってしまう。

「1番危険なのは姉さんでしょう。……すみませんあやめ先輩、うちの姉が毎度毎度」
「あ、あはは……ありがとう、杏莉(あんり)ちゃん」

 思わぬ不意打ちに涙目になっていた遊里の背後では、彼女の妹である沢宮杏莉(さわみやあんり)が冷ややかな表情を浮かべていた。
 艶やかな黒のロングヘアを靡かせる彼女も、姉と同様に女子中学生らしからぬスタイルの持ち主であり、その歳不相応に怜悧な美貌は、同性のあやめも思わず息を呑んでしまうほどであった。

「いったぁ〜! ちょ、ちょっと杏莉っ! 少しは加減しなさいよぉ〜っ! この私の明晰な頭脳が損なわれたらどうすんのよっ!」
「万年補習のおバカさんが何を言ってるんだか。こないだの中間テストだって、あやめ先輩に付きっきりで面倒見て貰ったのに赤点連発だったし。あやめ先輩に申し訳ないと思わないの? ていうか、思え」
「……うわぁあん! あやめぇえ! 杏莉がいじめるぅ〜! 慰めてぇ! あやめのおっぱいで今すぐ慰めてぇ〜!」
「あ、あはは……」

 彼女達「沢宮姉妹」は学内でもトップクラスの人気を集めているヒエラルキー上位者であり、中学生らしからぬ安産型の桃尻は学内のみならず、他校でも話題になるほどであった。その美貌とスタイル、そしてカリスマ性故に友人や知人は非常に多く、発言力の強さも並外れているのである。
 そんな彼女達が友人として側に居るからこそ、あやめの豊穣な肉体は守られているのだろう。沢宮姉妹に喧嘩を売ったら全方位から潰される、という噂はすでに学生間のコミュニティには深く浸透しているのだ。

(……いつか、私にも……誰かとそんな風に(・・・・・)なりたくなる時が、来るのかな)

 その沢宮姉妹に守られながらも、この動乱の時代を健やかに過ごしているあやめは独り――いつか来るのかも知れない「未来」に、想いを馳せていた。

 自分の全てを委ねたいと思えるような相手。そんな男が、いつか自分の前に現れるのだろうか。もし本当にそんな時が来たら、自分は上手く想いを告げられるのだろうか。

「あー……やっぱりあやめのおっぱいは癒されるなぁー……。この柔らかさ、この匂い……堪んねぇー……」
「いい加減にしなさい姉さん、あやめ先輩が困ってるでしょっ! あやめ先輩も気を付けてください、ちょっとでも気を許したらうちの姉はどこまでもつけ上がるんですからっ!」

 まだ見ぬ運命の人に思いを馳せるあやめは、自分の乳房に可憐な顔をぐりぐりと擦り付けて来る遊里の頭を撫で、遥か彼方の青空を仰ぐ。

(……あれは……)

 その先には、両腕を広げて天空を駆け抜けている、ウルトラアキレスの影があった。
 それこそが「運命の人」との出会いになるとは、この当時の彼女には知る由もなかったのである――。

 ◇

 ――そして、色恋の類には全く関心が無かったこの沢宮姉妹も。約5年後には、元調査隊メンバーの男達が持つ圧倒的な「雄」のフェロモンに魅了されてしまうのだった。
 
 

 
後書き

 
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