新ヘタリア学園
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第二千百七話 そして道頓堀から
第二千百七話 そして道頓堀から
ブリテン兄弟は大阪から阪神のお話を聞きながら道頓堀の居酒屋で串カツやたこ焼きを食べていますが。
ここで、です。ウェールズは強張ったお顔で言いました。
「あの、さっきから凄く気になってるけれど」
「何でっか?」
「滅茶苦茶禍々しい怨念感じるけれど」
「それだよ」
イギリスが危機を前にしたみたいなお顔で言ってきました。
「この道頓堀が発端の一つなんだよ」
「?これか?」
南アイルランドは阪神日本一の時のお話を見て言いました。
「ケンタッキーのおっさん入れたか」
「そうだよ、バースさんに似てるとか言ってな」
イギリスは南アイルランドに答えました。
「それでだよ」
「飛び込む時に道頓堀に入れてか」
「かなり経ってから見つかったけどな」
それでもというのです。
「おっさんの怨念がだよ」
「ここに残っていてだね」
「阪神に祟り続けてるんだよ」
イギリスはウェールズに白目になって答えました、酒癖の悪い彼もお話していることがあんまりなので酔っていません。
第二千百七話 完
2022・9・19
ページ上へ戻る