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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百八話 山海の珍味をその六

「この人はこうして」
「ああ、いつもだろ」
「よく飲んでよく召し上がられてますね」
「文字通りのな」 
 ユルセンは己の言葉を続けた。
「無駄飯食いだよ」
「そうですね」
「そうなんだよ」 
 これがというのだ。
「本当にな」
「相変わらずボロクソに言ってくれるな」
 仙人はユルセンに憮然として返した、その間も飲んでいる。
「わしについては」
「いや、おっさん実際にひでえぞ」
 ホークはユルセンについて参戦した。
「傍から見ても何もしてねえどころじゃねえぞ」
「寝てるか食って飲んででっす」
 ゴブタも言ってきた、意外と浴衣の着こなしが様になっている。そうしておちょこを片手に言うのだった。
「動けば何か騒動が起こるっす」
「そうしたおっさんだからな」
「滅茶苦茶酷いっす」
「ライダーの世界で最悪じゃねえか?」
「せめてずっと寝ていて欲しいっす」
「寝ててもいびきひでえけどな」 
 これはこれでというのだ。
「それでもな」
「まだましっす」
「役立たずもここまでいくと最悪ですね」
 めぐみんもどうかという顔で言った。
「本当に」
「そうだよな」
「ライダーの方々はどの方も立派な方なのに」
「このおっさんは違ってな」
「非常にです」
 めぐみんから見てもだった。
「厄介です」
「そうしたおっさんだな」
「はい、寝ていてもです」
「いびき雷みてえだしな」
「迷惑しかかけません」
「ったくどうしようもねえおっさんだぜ」
「ふん、何とでも言うがいいわ」
 仙人は遂にふてくされた、そうしてだった。
 さらに酒を飲んでだ、今度はこう言った。
「わしは飲んでいくからな」
「おっさん開き直りはあかんで」
 神のロキも飲んでいるが中尉はした。
「しかも実際行いいつも目に余るしな」
「お主がそう言うか」
「うち酒は飲んでもやってることはやってるつもりやさかいな」
「それでなのか」
「流石にあんたよりましやと思うしな」
「うん、そうだね」
「ロキ様は遥かにましです」
「おっさんよりはな」
 フィンとリヴェリア、ガレスも言うことだった、三人も飲んで食べている。
「ロキ様はましだ」
「飲んで何かとやんちゃだが」
「おじさんみたいに迷惑ばかりじゃないからね」
「ううむ、わしは何処まで言われるのだ」
「ここまで言われる人はいないな」
 要も見て驚いている。
「ある意味凄いな」
「それでここまで迷惑かけまくりな奴もだろ」
「はじめて見た」
 要は自分のところに来たユルセンにも答えた。
「それで結構いい目を見ているな」
「そうだろ」
「それも凄いな」
「ここまで迷惑かけてな」
「やること為すこと騒動になってだ」
「それでだからな」
 そうした者だがというのだ。 
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