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ドリトル先生のダイヤモンド婚式 

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第八幕その十

「自分ではどうかって思ってるけれど」
「それでもよね」
「問題ないよ、運動もしないのに」
「多分いつも歩いていることが運動になってるのよ」
 お静さんは先生に笑顔で答えました。
「だからね」
「僕は健康なんだ」
「血糖値のことでもね」
「そうなんだね」
「身体を動かすことはスポーツだけじゃないわよ」
「歩くこともだね」
「家事をしてもね」
 こちらをしてもというのです。
「いい運動になってね」
「健康なんだ」
「お菓子も甘い飲みものもよく口にして」 
 そうしてというのです。
「日本酒が好きでもね」
「それでもだね」
「先生は私が見てもよく動いてるから。あと頭も使ってるわね」
「ああ、頭を使うとね」
「脳を動かすとカロリーを消費するわね」
「それで身体にも熱が及ぶよ」
 そうなるというのです。
「だから読書や執筆をしているとしていない時よりおトイレも行くことが少ないよ」
「そうなるのね」
「そう、頭を使うと」
 先生はさらにお話しました。
「カロリーを使うよ」
「それで糖分も消費されるわね」
「糖分はそのままカロリーになるよ」
「そうよね」
「学生さんがよく勉強してスポーツもしたらね」
「沢山食べてもすぐに痩せたりするのね」
「体系も維持されるんだ」  
 そうなるというのです。
「これがね」
「そうなのね」
「そう、だからね」
 それでというのです。
「よくスポーツして本も読むと」
「痩せるのね」
「かなり効果的なダイエットだよ」
「そうなのね」
「そう、ただね」
「ただ?」
「僕もだったんだね」 
 このことはというのです。
「そうだったんだね」
「先生はいつも頭使ってるわね」
「本を読んで論文を書いてね」
「毎日よく歩いているから」
 休日でも実はフィールドワークを楽しんでいます、神戸の街を色々と歩いてそうして楽しんでいるのです。
「それ以上太らなくてね」
「糖分のこともだね」
「大丈夫なのよ」
「そういうことだね」
「そう、ただね」
「ただ?」
「いや、先生って太ってるっていうけれど」
 お静さんは先生の体型も見て言いました。
「普通位よ」
「それ位かな」
「アメリカ人でよくいる様な」
「文字通りお腹が膝まで垂れ下がった様な」
「身体のシルエットが親指みたいになってるね」
「そこまではだね」
「ちょっと丸い位で」
 それ位でというのです。
「極端じゃないわよ」
「健康を維持出来る位だね」
「脂肪肝でもないでしょ」
「うん、内臓にも問題ないよ」
「だったらね」 
 それならというのです。 
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