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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる‼~

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第四十四話 真・断罪王Σ 対 銀装天使バトラエル!非正規労働者を馬鹿にする専業主婦は旦那に浮気されろ!

「君はどうして全裸で歩いているのかな?」
全裸で中部地方を歩いている僕に警察官が聞いてくる。
おそらく、どっかの非常識なバカが僕を露出狂と勘違いして警察に通報したのだろう。
「なにが悪いんだよ...!」
「え?」
「裸になって何が悪いんだよ!」
僕は警察官の頭部をぶん殴る。
鼻血を流しながら地面に横たわる警察官の制服のポケットから財布が落ちる。
僕はその財布を手にもって中を確認する。
財布の中にはおそらく嫁と子供であろう家族の写真と免許証が入っていた。
「お前はこの写真に写っている家族のために一生懸命生きてるんだな!」
「ああ、そうだ!」
「この写真に写る家族がお前の生きる意味なんだな!」
「ああ、そうだよ、俺はお前みたいな社会付適合者から社会適合者と大事な家族の生活と未来を守るために、生きてるんだ!」
「じゃあ、僕が今すぐぶっ壊してやるよォッ!お前の生きる意味をなァッ!」
僕は警察官の財布に入っていた運転免許証から、警察官の住所を確認する。
「おい!警察官ッ!お前、ミツルって名前なのか」
僕は警察官ミツルの両手足の骨を素手で粉々にすると肩に担いでミツルの自宅に向かって超速移動を開始する。
僕の目の前にいかにも充実した人生を送っていそうな人間たちが住んでいる三階建ての一軒家がある。
「ここがミツルの家か...三階建てなのと、標札が英語なのがマジでムカツクなァッ!死ねぇぇぇぇぇぇッ!」
僕はミツルの自宅への不満に満ちた呪詛を吐きながら、ミツルの自宅のインターホンを連打する。
そしてミツルの自宅の玄関が開く前に両手足が使い物にならなくなったミツルを一階の窓ガラスに向かってぶん投げる。
窓ガラスに突如投げ込まれた大黒柱の無残な姿に、一階から悲鳴が上がる。
「久しぶりですね」
「あ、あなた誰?」
ミツルの嫁と思しき美少女が娘を抱きしめながら僕を見て恐怖している。
「あれれ、忘れちゃったんですか?僕ですよ、ほら、今、あなたが抱きしめている娘の本当の父親ですよ」
僕の言葉に動けなくなった上に全身にガラスの破片が突き刺さり、血まみれの状態のミツルが自分の嫁に対して不安げな視線を向ける。
まるで、僕の言葉を半分信じてしまっているような視線を。
「バ、バカなこと言わないでよ!この娘はミツルさんとの子どもです!私はあなたなんか知らないわ!」
「どうしてそんなひどいウソつくんですかね。そりゃあ、僕みたいな無職より警察官のミツルさんの方がお金もってますもんね、しかたないか」
「ふ、ふざけたこと言わないで!ミツルさん、この人の言うことを信じちゃ駄目よ」
「わ、わかってるよ、マイカ。それより子供をつれて早くここから逃げるんだ!」
僕はミツルの首を掴んで持ち上げる。
「僕から逃げれば、ミツルはこのまま殺します。それでも僕から逃げますか?」
「マイカ!騙されるな!この社会付適合者は俺の目の前でお前たちを殺すのが目的なんだ!早く子供をつれて逃げるんだ!」
ミツルとマイカの子供が大声で泣き始める。
「早くしろ!走れぇぇぇぇッ!マイカ!走れぇぇぇッ!」
マイカがミツルとの間に出来た子供を胸に抱きしめて全力疾走で家から外に出る。
外から車と何かがぶつかった衝突音が聞こえてくる。
僕は全身血塗れのミツルを肩に担ぎ、外に出て何が起きたのか確かめる、大きなトラックが一台、ミツルの家の前にとまっていた。
トラックの下から赤黒い液体が広がっていく。
「あ~あ、僕から逃げなければ、こんなことにはならなかったのに...」
「お、俺が悪いのか?俺がマイカに逃げろと言ったせいでこんなことになってしまったのか?」
「そうだミツル!全部お前が悪いんだァッ!ざまぁみろォッ!アヒャッヒャッヒャッ!ヒ―ッ!ヒ―ッ!こりゃあ、笑いがとまんねぇぜぇぇぇぇぇッ!アヒャッヒャッヒャッヒャッ!よっしゃあァァァァァァァァァァァッ!俺の完全勝利ッ!全部俺より幸せそうなおめぇが悪いんだよッ!バァァァァカッ!このクソバカ野郎がァァァッ!生意気に三階建ての一軒家になんて住みやがってよぉぉぉッ!」
僕は肩に担いでる両手足の骨を砕かれ全身血塗れのミツルを道に放り投げる。
「せいぜい生きてみろよ!その体でなァァァッ!」
「貴様ァァァァァァァァァァァッ!」
両目から涙を流ているミツルが憤怒の形相で僕に向かって叫んでくる。
僕に対して何もやり返すことができず、罵詈雑言をぶつけることしかできないミツルに向かって僕は満面の笑みを浮かべながら両手の中指を立てて、反復横飛びをして挑発する。
目の前の光景にドーパミンが出まくる、僕の口から反射的に意味不明な言葉が放たれる。
「ワンチャカジンジョンガルボネべブッ!ワンチャカジンジョンガルボネべブッ!ワンチャカジンジョンガルボネべブッ!オブゥァァァァーンッ!ブイアブイアァァァァッ~‼」
「お前だけは絶対に許さん!いいか必ず俺はお前に復讐するッ!今日俺をここで生かしたことをいつか必ず後悔させてやるッ!」
地面に横たわったまま、僕に向かって罵詈雑言をぶつけるミツルの背後から大型ワゴンが全速力で迫ってくる。
僕は前を向いて至高天中部支部を目指して歩き始める。
「ちょっと、すいません、頭、もらいますね」
僕は通行人からすれ違いざまに奪った頭部を至高天中部支部の入口ドアに向かってぶん投げる。
僕の投げた通行人の頭部がガラスでできた至高天中部支部の入り口ドアに直撃・貫通する。
僕は何の罪もない通行人の胴体を食いながら至高天中部支部に不法侵入する。
「俺は天使狩りの宅間セメルだァッ!ハルカはどこだァァァァッ!おい!だれか出て来いよ!誰もでてこねぇならこっちから仕掛けるぜぇぇぇ!今日は最初から全力で行くぜぇぇぇぇぇッ!シンゴォォォォォォォォッ‼」
僕の衣服は粉々に破れ、筋肉が膨張し、皮膚を鋼鉄の装甲が覆い、全身が巨大化する。
僕が初手から真断罪王Σに変神した影響で至高天中部支部が爆発する。
「ハルカァァァァァァァァァッ!出てこいやぁぁぁぁぁぁぁぁッ!終末のォォォォォッ!シグマブラスタァァァァァァァァッ!」
真断罪王Σの全身から放たれた無数のビームが町中に直撃する。
火の海と化した市街地から大きな黒い影が近づいてい来る。
「来たなァッ!銀装天使!」
銀装天使バトラエルの胸部から放たれた電撃が真断罪王Σに直撃する。
真断罪王Σの体を通して僕の全身に強力な電撃が流れる。
「うぐぅああああああああッ!痛ぇよぉぉぉぉッ!」
バトラエルの胸部から絶え間なく電撃が放たれ、真断罪王Σに直撃する。
「くっそぉぉぉッ!こうなったらやけくそだァッ!くらえぇぇぇッ!アポリオンウェーブッ!」
真断罪王Σの頭部から操縦者に幻覚をみせる力を持つアポリオンウェーブがバトラエルに向かって放たれる。
俺はアポリオンの操縦者の両親が経営している豆腐屋にいた。
「相手との距離が近かったせいか、それとも威力の調整にミスったのか、どうやら俺も幻覚に巻き込まれたみたいだな」
「ここはいったいどこだ!」
幻覚世界に無理矢理連れてこられたバトラエルの操縦者・キリミが周りの景色を見て疑問を口にした。
「どうやらアポリオンウェーブの攻撃は成功したみたいだな」
「お前は、天使狩りの宅間セメル!」
「そうだ、お前は僕の放ったアポリオンウェーブによって幻覚の世界にいるんだ」
「なぜ、アポリオンの武器をお前が使えるんだ」
「コレを読めばわかるさ」
僕は真断罪王Σの全てが記された終末黙示録をキリミに手渡す。
キリミが終末黙示録に目を通す。
「あがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!頭が痛いよぉぉぉぉぉぉぉぉッ!うぐぅあああああああああああッ!」
するとキリミの両目と鼻の穴と耳の穴から大量の血が流れ始める。
キリミは手に持っていた終末黙示録を地面に投げ捨てる。
そう、終末黙示録は地球の意思の代弁者に選ばれた人間だけが読み、理解することを許される本なのだ。
つまり、地球の意思の代弁者に選ばれていない人間が終末黙示録を読むと、その莫大な情報量に脳が耐えられなくなるのだ。
「宅間セメル!貴様は最初から私にここでこの本を読ませるつもりだったんだな」
「ああ、そうさ。どうやら現実の戦闘では勝てそうになかったからな、これでとどめだ」
僕は地面に落ちていた終末黙示録を拾って、開くと、キリミの顔面に押し付ける。
僕によって強制的に終末黙示録のページを見せられてたキリミの目と鼻の穴と両耳の穴から大量の血が噴出する。
「あぐごがぎぐあぐぅぁぁぁぁぁぁッ!」
幻覚世界の豆腐屋の地面に顔面血塗れのキリミが横たわっている。
「よし、あとはお前を食ってバトラエルの力をいただくだけだ!」
僕はアポリオンウェーブの幻覚世界を解除した。
操縦者であるキリミが大量出血で死亡したバトラエルは火の海の中で機能を停止していた。
真断罪王Σがキリミの死体をバトラエルごと食べ始める。
僕は変神を解くと全裸のまま、至高天四国支部に向かって火の海の中を歩き続ける。

次回予告 第四十五話 真・断罪王Σ 対 銀装天使ヨムヤエル!人の職業をバカにするやつはボールペンのみで全く興味のない外国語の筆記試験を受けろ!
 
 

 
後書き
次回もお楽しみに 
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