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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百五話 温泉も楽しみその十二

「その重さが過ぎたらね」
「私も人のことは言えないかも知れないけれど」
 サツキは自分も振り返って述べた。
「やっぱり気持ちが重いとね」
「間違える」
「そうなるのね」
「だから気をつけてね」
 翔子と白雪に話した。
「その時はね」
「アスタは強いのね」
 こう言ったのはノエルだった。
「想いが」
「あの強さは凄いですね」 
 めぐみんが見てもだ。
「深いとはまた違いますが」
「そうでしょ、強いでしょ」
「はい、見ていて驚くまでに」
 めぐみんはノエルに真顔で答えた。
「一途ですし」
「あれだけ一途だと」
 ニンフも思った。
「絶対に夢を掴めるわね」
「私もそう思うわ、あの強さは半端じゃないからね」
 チャーミーも微笑んで話した。
「アスタならやれるよ」
「そうよね」
「これから何があってもね」
 それでもというのだ。
「アスタならね」
「そうよね」
「ただ。問題は」
 チャーミーはこうも言った。
「アスタって基本頭使わないのよね」
「いつも考えるより前に身体が動くから」
 ノエルも困った顔で話した。
「その都度追いかけないといけないのがね」
「大変よね」
「私達の騎士団全体がそうでも」
「団長もだしね」
「団長さんも凄いですよね」
 ヴィクトーリャも述べた。
「あの人の前への出方も」
「そうでしょ、ただあの人は考えてるよ」 
 チャーミーはヤミについてこう答えた。
「考えていない様でね」
「はい、いつもですね」
「それで前に出ているからね」
「アスタさんとはまた違いますね」
「そうだよ、ただアスタの考えるより前に出るのもね」
 それもというのだ。
「いいんだよね」
「考えないで前に出る人は多いわね」
 薙切アリスが述べた。
「本当に」
「うん、私達の中にはね」
「アスタ君にしてもそうよね」
「それで団長さんは違うけれど」
「考えないで前に出てもいいのよね」
「それはそれでね」
「私は考えることなぞしません」
 シオンはきっぱりと言い切った。
「そんなことをしても遅れるだけです」
「いや、貴殿は考えてくれ」 
 ターニャはそのシオンに真顔で突っ込みを入れた。
「どうかな」
「いえ、そうしてもです」
「遅れるか」
「そうなっては元も子もないので」
 だからだというのだ。
「私としてはです」
「考えないのか」
「まだるっこしいことはしません」 
 一切というのだ。
「そうしたことは」
「男女共にこうした者が多いな」
 ターニャは心の中でどうかと思いつつ述べた。 
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