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赤子の護り手

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第一章

               赤子の護り手
 ふわりはこの日自分の飼い主の国咲家の面々に自分の妹達が引き取られている家に連れて来られていた、そして。
「ワンワン」
「だあだあ」
「だあ」
 ようやく立てる様になった上の妹ともまだ起きられない下の妹ともだった。
 仲良く挨拶をしてだ、二人が寝るとだった。
 ふわりはその傍にちょこんと座って正面を見た、国咲洋介は笑顔で言った。
「何時見てもふわりって妹想いだよな」
「そうね」
 母の百合子もその通りだと頷いた。
「妹さん達が寝たらね」
「ずっと傍にいてな」
「護ってあげてるわね」
「それが犬なんだ」
 父の洋介はそんなふわりを見て笑顔で話した。
「犬は赤ん坊をな」
「護るんだな」
「そうするんだ、自分の姉妹だと思ってな」
「妹だってか」
「そうだ、だからいつもな」
「この娘達護ってるんだな」
「だからこうした時はだろ」
 父はさらに言った、見れば赤ん坊達の今の両親もそんなふわり達を見て暖かい笑顔になっている。
「俺達が赤ん坊達に近付くとは」
「ふわりは心配そうに見るな」
「それはな」
「ふわりが護ってるからか」
「家族が近付いてもな」
 自分達そして赤ん坊達の両親がというのだ。 
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