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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった

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17話 Greedyな者

 
前書き

△ムテキゲーマー(調整後)

パンチ力 2,097,152t
キック力 2,097,152t
ジャンプ力 2,097,152m(ひと跳び)
走力 測定不能(100m)
 
ゲームエリア内にいるライダー及び怪人のパンチ力・キック力・スピード・ジャンプ力などのスペックを自動解析し、1番高い数値を自分の《《現在の》》スペックに上乗せする。この機能は変身するごとに発動する。
 



これは全部ハイパー無慈悲っていう奴の仕業なんだ。 

 


「内浦のいいところ?」
「そう!東京と違って外の人はこの町のこと知らないでしょ?だからまずはこの町のいいところを伝えなきゃって!」
「いきなりハードルがとてつもなく上がったような.........?」
「やめろ虎太郎。内浦はいいとこ無しとか遠回しに言ってんじゃねぇよ。」
「それを口に出す才君もどうかと思うんだけど...........」



内浦のいいところ———————単純に考えただけではすぐに思い浮かばないのが、ネックな所だ。そもそもそんなに早く思いついているならば、とっくに街が栄えてるって話だけどな。


「というわけで!一つよろしく!」
「よし————じゃあ、撮るぞ〜」
「あ!いや、ま、マルには無理ずら!いや、むり!」
「い!—————ピギッ!」
「ん?..........あれ?」
「えぇ(困惑).............」


花丸には拒否され、ルビィには逃げられる.............じゃあ、いったい誰がPVに映るんだ?————————うっ、なんか寒気が.........


「見える!———————あそこよ!」
「違います!!—————ピギィ!」
「おお!!!なんだかレベルアップしてる!」
「悪い方向になw」
「そんなこと言ってる場合!?!?」



梨子の言う通り、今俺たちにはあまり時間の猶予は与えられていない。それはスクールアイドル的な話でも安全面からでもだ。この内浦は俺たちから見て、明らかに超危険地帯だ。そんな中でスクールアイドル活動をすると言う行為自体自粛しなければならない。ただ危険に晒さないようにするための仮面ライダーの役目が俺たちにはあるんだ。


結局はルビィと花丸はカット役になることになった。出演は主に千歌が担当することになった。突拍子もない発想をする千歌がリーダーなAqoursのPVなのだから、普通に考えれば主演を務めるのは妥当だろう———————というより、裏を返せば普通怪獣ちかちー以外が主演を務めれば、特に個性の強い某一年生などが主演を務めてしまったら方向性が大きく変わってしまうような............


それはともあれ、まずは第1パートをご覧いただこう。





『どうですか!この雄大な富士山!』





内浦から見る富士は絶景である。そこに異論を唱えるのであれば、それはスイカをメロンと言い張るのと同じくらいに愚かなことだろう。—————なんか違う県の人を侮辱しているような.........





『それと!この綺麗な海!』





海——————Aqoursの名前はこの麗しき海から取ったと言っても、過言ではないのかもしれない。その鏡のように美しい女子高生を写す海はまさしくAqoursと言えるのではないだろうか?





『さらに!みかんがどっさり!』





温州みかんというものは非常に甘酸っぱくて美味しいものだ。そのまま食べてよし、調味料にしてよし、鑑賞にもよし。そんなみかんが学校の周りでたくさん取れるのだ。—————俺も昔から食ってるけど、千歌ほどみかんが好きな少女は俺は知らない。オレンジ色じゃなくてみかん色だと言い張るくらいだからな..............





『そして街には——————特に何もないです!』
「はいアウト」
「それ言っちゃダメ」
「通って行った干物屋のおじさんが泣いてるぞ..........」
「でもそれって沼津の店だから内浦には関係ないでしょ。」
「そうか.........」
「うーん、だったら...........」





俺たちは内浦の紹介を一旦終えて(もちろん『特に何もない』の部分はカットいたしました)次なる紹介を行う。その内容は———————





『バスでちょっと行くと、そこは大都会!お店もたーくさんあるよ!』





..........................ん?何かが違うような................





『そして......ちょっと..........!』


『自転車で........坂を越えると........伊豆長岡の、商店街が...........』





「全然ちょっとじゃない.............」
「沼津に行くのも500円以上かかるし............」
「いい加減にしてよ———————!」
「うーん、じゃあ.......」





『ククククククク............リトルデーモンの皆さん。堕天使ヨハネです。今日はこのヨハネが堕ちてきた地上を紹介してあげましょう。』




『まずこれが———————土!!』






































「はいカット、みなさんお疲れ様でした〜」
「スルーするな!!」
「いや誰が好き好んでお前の堕天使した場所なんて見るんだよ!ただの盛り上がった土じゃねぇか!」
「でもやっぱり善子ちゃんはこうでないと!」
「ヨハネ!」





突然のワープに驚くだろうが、何を隠そうこの場所は喫茶店松月である。先ほどの堕天使の着地した土から俺たちはスルーしてから黙ってここまでやってきたのである。つまりは堕天使に効く技は『スルー』である。異論は認めない。





「うーん、根本的に考え直した方がいいかもな。」
「前半まではいいとして、後半からは沼津の街と伊豆長岡じゃねぇか!!それ内浦の魅力になってないからな!?」
「でも沼津市内浦じゃん。」
「そんなの言い始めたら、沼津の学校に通っていても同じだろ?」





内浦のスクールアイドルであって、沼津のスクールアイドルではない。おそらくは沼津にもスクールアイドルはいるだろう。それと被ってしまえば、Aqoursは唯一無二ではなくありふれたものになってしまうだろう。そんなことは絶対に避けなきゃいけない。





「ところで何で喫茶店なの?」
「梨子ちゃんがしいたけいるなら来ないって」
「行かないとは言ってないわ!ちゃんと繋いでおいてって言ってるだけ!」
「いや、でも。」
「ここら辺だと家の中では放し飼いの人の方が多いかも。」
「そんな..........」
『ワン!』
「またまた.........」
『ワワン!』
「え!?」





梨子は嫌な予感を感じたのか、数秒硬直する。確かに後ろにいるのは梨子の嫌いな犬———————わたあめだ。でも、しいたけとは違ってわたあめはまだ子犬である。そんなに怖いものなのか............?





「わぁ〜!」
「ひぃ!」
「こんなに小さいのに!?」
「大きさは関係ないの.........その牙!そんなので噛まれたら.........シッ!」
「お前は犬を狼かケルベロスかなんかと勘違いしてんのか!?」
「噛まないよ————ねー!わたちゃん?」
「あ、危ないわよ!そんなに顔近づけたら!」
「そうだ!わたちゃんで慣れるといいよ!」
「————————!!」





千歌が近づけたわたあめは、嬉しそうに梨子の鼻を舐める。犬は何故梨子に惹かれるのか............おそらくは、怖がっているのを喜んでいると勘違いしているというのが生物学的な理由かもしれないな。

理由はともあれ、恐怖の限界が来てしまった梨子は松月にある唯一のトイレにその身を隠す。





「梨子ちゃーん!」
「話は聞いてるから早く進めて!」
「しょうがないな.............才くん、編集できた?」
「ああ.......一応パパッと編集したけども——————そもそもの原材が悪すぎて使い物にならないっての。」
「じゃあ、賑わいのある沼津の街を——————」
「もうサムネ詐欺だろ。」
「何でわかったの!?」
「この3ヶ月くらいで、お前の行動パターンはもう熟知した。」
「それだけ虎太郎を呆れさせてるってことだな!」
「ええ〜!!!」
「ん?———————うわっ!終バス来た!」
「俺は歩いてでもギリギリ帰れるからいいかな。」
「じゃあ、俺は先に帰らせてもらう。」
「おう。」
「フフフ.........ではまた!」
「ヨーシコー!」
「—————!!」
「このメンバーってなかなかないのかもな.........」





ようよしコンビはあるかもだが、そこにクール男子の虎太郎が入ることで異彩の組み合わせだ。そういった組み合わせも今後やっていかないとグループの親交が深まらないかもな。


ルビィと花丸のコンビも急な用事なのか、帰ってしまう。





「意外と難しいんだな〜良いところを伝えるのって。」
「住めば都。住んでみないとわからないところもあるだろうし。」
「うん、でも学校がなくなったらこんな毎日もなくなっちゃうんだろうなぁ............」
「ああ——————それがさ...........」





果たして言うべきだろうか?———————最悪の結末を言ったところで千歌たちにプレッシャーをかけてしまうことになってしまうのではないか?かと言って、突如絶望に突き落とされるのも不憫な話だ...........

確かに千歌の言う通り、こんな毎日がなくなるどころか待っているのは地獄だろう。学校にとどまらず、内浦という街そのものがなくなってしまう。そして——————





「ん?才くん何か言った?」
「いや、何でもない。」
「そっか.............スクールアイドル頑張らなきゃな。」
「今更?」
「だよね————でも、今気がついた。無くなっちゃダメなんだって。私、この学校好きなんだ........」
「—————俺も浦の星《内浦》が好きだよ。」


















—————※————


















『——————こと黒澤ルビィがお送りしました!』




「どうでしょうか............?」
「ZZZZZZZZZZ———————はっ!」
「「「「「「「ガクッ」」」」」」」
「おい!寝るなよ!」
「本気なのに!ちゃんと見てください!」
「本気で?それでこの『テイタラク』デスか?」
「(イラッ)」
「テイタラク?」
「それは流石にひどいんじゃ........」
「そうです!これを作るのにどれほど大変だったか—————」





ドン!





「努力の量と結果は比例しません!大切なのはこのタウンやスクールのことを理解してるかどうかデース!!!!」


「(イライラ)」





確かに鞠莉の言う通り、俺たちはまだこの学校やこの町の魅力が何なのかわかっていないだろう。それは沼津の街や伊豆長岡の街を写そうとしていた時点で、明白なことである。だが———————





「それはつまり——————」
「私たちがこの学校のことや内浦のことをよく知らないってことですよね?」
「じゃあ、アンタはその魅力を知ってるんだよな?」
「少なくともアナタたちよりは。——————聞きたいですか?」
「(イライライラ)」
「お断りしま」





バキッ!!!!!!!!





「オイ才、やめろ。」
「あんまり調子に乗らないでくれよ——————」
「ワーオ............」
「お前———————本当に才だよな?」


俺の顔はどうなっているだろうか?普通なら憤怒に満ちた表情———————だろうが明らかにそれとは違う顔。俺の前世の記憶なのかわからないが、これだけは残ってしまったのだろう———————なんとも言えない、無の表情。無の感情。虚無の感情。怒りが湧き上がったら、または複雑に交差したら、かなりの確率でこんな表情になってしまうのだろう。


「動画をバカにするのは構わない。俺たちが魅力について知らないことはよくわかった。だけどな...............スクールアイドルっていう夢を邪魔する奴は絶対に許さない!!」
「オイ!才!落ち着け!———————才?」
「そうですわ!—————理事長室で暴動なんて前代未聞ですわよ!!」


理事長室の机をいとも簡単に割る——————その行為で騒音が伝わり、ダイヤが。そんな行為ができるのは俺くらいだと思って心配の表情で駆けつける竜介先生と。だが、竜介先生は俺のその異変に気付いていたようだ...............



「俺は至って冷静ですよ——————なぁ、お前が小原家の人間である以上俺はお前を疑わずにはいられないんだよ。」
「—————————私だって.............私だって!私だって私だって私だって私だって!諦めなかったら!あんなことがなかったら!今あなたたち側になっていてもおかしくなかったのに!!!」
「はぁ!?」
「あんなことさえ!!」
「!!!」





バリン!!!





突如、窓が破壊される。現れたものは俺と共にもう一度破壊ガラスを破壊する。浦の星の裏庭へとそのステージを変えてしまうのだった。





「痛てて———————」
「才!——————お前.........よくも鞠莉を!!!」
「稜君!!」
「あの人は—————?」
「ああ、善子ちゃんと花丸ちゃんは知らなかったかもしれないね。あの人深天稜君—————千歌ちゃんや才君の幼馴染よ。」
「リョウ!?」
「貴方——————本当に稜さんですの!?」





普通は窓ガラスを破る飛び蹴りが思いっきりヒットして無事なやつがおかしいと思うが、生憎俺は体内構造がおかしいので数秒で全快まで至った。したがって、今の重要な話は聞けていた———————ここで鞠莉とダイヤと果南と、稜に接点があることが確定した。





「才!答えは出たのか?他人を犠牲にしてでも仮面ライダーになるのか!それともやめるのか!」
「答え?———————笑わせんじゃねぇよ。俺は悪を倒す———————そしてこの町とAqoursを守る。」
「お前———————その顔...........!」
「お前と今日ここで決着をつける。」
「望む所だ!!」





≪アーイ! バッチリミロー! バッチリミロー!≫




≪ハイパームテキ!≫





俺の背後に現れるは『ハイパームテキ』というゲームのキャラクター。一方で稜の背後に現れるのは、フード型の亡霊(スペクター)。このゲームエリアを展開した時点で、自分の完全勝利は決まっている。





「変身!」


「ハイパー大変身。」





≪パッカーン! ムー!テー!キー!≫





≪カイガン! スペクター! レディゴー!覚悟!ド・キ・ド・キゴースト!≫






≪ハイパームテキエグゼーイド!≫





無敵の装甲が流星となって俺の身に纏わりついて、変身完了。一方は、フードをかぶって変身完了。———————————そうこれは、幼馴染の何年か越しの喧嘩なのだ。


































「そんな........才さんが——————!」
「リョウ...............仮面ライダーに...........!」





鞠莉とダイヤに変身を見せるのは、これが初めてだったかもしれない。Aqours以外の人を巻き込みたくなかったのだが虚無の表情(デスドルドー)を見せている俺の前では、何しろダイヤも鞠莉も立派な関係者なのだからそんなことは厭わなかった。





「お前の運命は俺が変えてやる。」
「——————!!」














単純なパンチ——————普通はひょいと避けるのであろうが、あえて避けない。相手の攻撃を全部受けて勝ってやる。


その次の、さらに次の拳も胸板で受け止める。ここで異変に気付いたかのようにスペクターが硬直する。その隙を狙ってましたと言わんばかりに同じく胸板に右ストレートを喰らわせてから、屋上までジャンプしてスペクターの体をその地面に押さえつける。その衝撃は自分のパンチ力が上がった分を考慮して察するに500t以上は下らないだろう。





「みんな!屋上へ!」
「おう!」
「ちょっと!皆さん!」
「———————」





屋上から一瞬だけそんな声が聞こえた。おそらくは千歌が提言者なんだろう。でもこの戦いに他の2人を巻き込むつもりはない。————————これはスペクターと俺との戦いなんだ。


俺はスペクターを押さえつけから解放して、放り投げる。スペクターは次なる攻撃としてガンガンハンドの銃モードにして連射する。だがそんな攻撃がムテキに通じるはずもない。俺はガンガンハンドを手で払い、再び斜め方向からのパンチを胸板に喰らわせる。


ロッドモードにして中距離戦法を取ろうと、ロッドを振り下ろすが全くもって意味がない。俺はガンガンハンドがうざったらしくなったからということで、それをスペクターから引き剥がし、自分の武器としてスペクターにロッドを振りかざす。そこから散った火花はすぐそこまで来ている完全勝利を祝福してくれているかのようだったが、今の俺にはそんなことは関係ない。


俺が使えば、武器の威力は10倍——————だが、調整が入ったことでその威力は100倍になりつつある。


スペクターを突くことで距離を再び突き放し、その間にガンガンハンドを再びスペクターの元へ返してあげる。このくらいのハンデがなかったら、面白みもないだろう。





「お前じゃ俺には勝てない——————」
「黙れ!」
「まぁ、お前のことだから口で言ってもわからないと思ったよ。」





次なる手はフォームチェンジのようだ。————————そう、ゴーストのライダーシステムには英雄アイコンを使うことで強化できたはずだ。どうやって集めたかは知らないが、おそらくはその2年間の間で集めたのだろう。





≪アーイ! バッチリミロー!≫



≪カイガン! ツタンカーメン! ピラミッドは三角!王家の資格!≫





ガンガンハンドは鎌へと変化し、俺に斬りつける——————————鎌を受け止め、そのまま攻撃の連打を喰らわせる。


ノックバックをダメージと共に受けたスペクターは再びこちらに向かってくる。振り下ろした鎌をパンチで跳ね除けて、カウンターパンチ。そして—————パンチ、パンチ、キック。


重たい3連撃がスペクターに決まる———————






「お前で試してやる——————俺の新しいキメワザ。」
「!!!」





俺の新たなゲーム——————デュアルガシャットなるまさしく2倍のガシャットこそ、俺の新たなゲームだ。





≪ノックアウトファイター! キメワザ!≫





————これは変身する機能を抜いたガシャットギアデュアル。ムテキのままゲームを楽しむために作ったそれである。





≪ダイカイガン! ツタンカーメン! オメガファング!≫




≪KNOCK OUT CRITICAL SMASH!≫





必殺には必殺と対抗するつもりなのだろうが———————あえて心を折ってやる。


ガンガンハンドの鎌モードは特殊な粒子のコーティングがされており、地球上のほとんどの物質を切断できるそうだ。だが、ムテキにはそんな概念は通用しない———————絶対的に。




「てァァァァァ!!!!」
「はっ!」





放たれた斬撃は見事命中———————したのは俺の裏拳。その斬撃はどこか遠く彼方へと吹き飛んでしまい、同時に超光速のスピードでスペクターまで20cmと迫るまで近づき———————その右ストレートを正面から思いっきり喰らわせる。





≪K.O!≫






その判定は的確であり、スペクターの装甲はスッと消えていった。





「なぁ、もう終わりにしないか?お前は稜——————俺の幼馴染だ。そして内浦を守るっていうことは俺たちと目的は共通してる。」
「——————目的が同じだと!?ふざけるな!!!俺は2年前に地獄を見た!!地獄を這いずり回ってようやくこの場所が守れるんだ!!それがパッと出のお前が守るだと!?冗談も大概にしろ!!」
「今俺に負けたのは明らかな俺とお前の差だ。地獄を這いずり回っていようが、実力がなかったら意味がない。」
「ぐっ———————————!!!」
「オイ!」





きつく言いすぎたかもしれないが、これでいい。これに懲りてバトルの邪魔はしないで欲しいのだが————————





「才くん————————」
「千歌、大丈夫。心配するな。」
「でもあの時————————あの表情.............」
「だから大丈夫だって。」






















どこからできたのかわからない————————虚無の表情。



明らかにこの世界で生まれるはずのないそれそのもの。




それは怒りから生まれる威圧なのか...........それとも.........?















































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